緑間玲貴 皇大神宮 (内宮) バレエ奉納についてのご報告 | 緑間 玲貴(バレエ・アーティスト)ブログ

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沖縄県出身のバレエ・アーティスト 緑間 玲貴(みどりま りょうき) の活動を綴ります。

 

 

関係者各位

 

 

一般社団法人 トコイリヤ・ソサエティー

代表理事 緑間玲貴

 

 

 

緑間玲貴 皇大神宮 (内宮)

バレエ奉納についてのご報告

 

 

緑間玲貴は、皇大神宮(内宮)において、バレエ「御佩劍」(みはかし)の奉献の栄を賜り令和5年11月11日(土)午前11時より、皇大神宮(内宮)参集殿 能舞台(三重県伊勢市宇治館町1)において、舞踊奉納致しました。

ここに広く皆々様に、ご報告申し上げます。

 

伊勢の神宮は、日本で最も尊いお宮として、紀元前4年(約2000年)創建の歴史があり、国内の文化、風土の発展と保全を担う意味から、全てのことを原則日本国内で調達するという創建からの慣習があり、舞踊奉納などの無形文化財も日本固有の伝統芸能に限ると定められております。

また奉納者はどの芸術部門に関しても、文化勲章受賞者、文化功労者、人間国宝など、日本を代表する大変高名な方々が並びます。

 

外国由来の舞踊(バレエ)の奉納が認められるのは、創建以来初めての事です。

この度の奉納は、私共の「トコイリヤ」の公演活動とバレエ作品の価値をお認め頂いた上で、特例として許可を賜るもので、日本の風習、民族的な精神文化を牽引する神宮での奉納が意味するところは大変深いものであり、国内のバレエの社会的な位置付けを飛躍させる大きな一歩となると思います。
 

さて、バレエは、人類の感得しうる普遍的な美を表現する特性を持ち、人種、民族国の壁を超えて発展した舞踊として、20世紀に世界中に広がりを見せ、それぞれの人の文化や民族性を表現するツールとして人類共有の芸術資源となりました。

 

日本がバレエに出会ったのは、明治時代です。

以来日本のバレエは「何としてでもこの美しい舞踊芸術を日本に根付かせたい」という数万人に及ぶ先人の強い想いと共に、110年の時を経て令和の現在、日本から羽ばたく自国文化のバレエとして華を咲かせるに至っております。
 

バレエ「御佩劍」(みはかし)もまた同じく国内で生まれたバレエで、令和3年に古事記の倭建命と天叢雲剣(草薙剣)の神話を主題とした作品として初演し、再演毎に進化を重ね、沖縄の古代から続く神事や伝承、古事記や日本書紀に記述される【御剣】に関する神話から着想を得て、現在もいくつかの章に分かれて拡大しています。

 

尚、今回は、バレエ「御佩劍」の冒頭の章、『天叢雲剣』誕生の秘話を語る、北極星と北斗七星の【剣】降誕伝説の御佩劍 第一番【バレエ「ビゼーティン」ー 七つの星の物語 ー】(パイロット版)と、古事記に登場するヤマトタケルの剣伝説を描く、御佩劍 第三番【バレエ「御佩劍」(みはかし)ー ヤマトタケルの剣伝説 ー】特別版を奉納致しました。

 

私共の創造する世界が、多くの人の心を潤し、国内の芸術文化の資源となるべく、引き続き心を尽くして精進して参りますので、ご指導とご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

 

 

奉納日時 :令和5年11月11日(土)午前11時

 

奉納場所 :皇大神宮(内宮)参集殿 能舞台 (三重県伊勢市宇治館町1) 

 

奉納内容 :「トコイリヤ RYOKI to AI vol.11」バレエ「御佩劍」皇大神宮 奉納特別版

 

奉納者 :緑間玲貴、前田奈美甫、上杉真由、柳元美香、YURAI(えま、慧奏)

 

 

 

 

この舞踊奉納の斎行に先立ち、参列者140名全員で、

 

特別大々神楽を奉奏いただき、御正宮にも特別参拝させていただきました。

 

言葉にできない素晴らしい時間をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、撮影:仲程長治

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バレエ「御佩劍」(みはかし)の題字、看板紙は
書家の柏木白光先生に制作頂きました。

本当にありがとうございました。