9月18日、TOKYO FM ホールであった「高橋愛バースデーイベント~もう、37だってばよ。14→37~」に行ってきました。

入場時にちょうど「ちょこっとLOVE」がかかっていたのですが、よく聞くと(23Ver.)。続いて「青春Night」が始まり、開演前のBGMに「ベストセレクション〜The 25周年〜」をかけているのだとわかりました。そんなところも、愛ちゃんらしさを感じます。

22年ぶりにバレエを習い始めたということで、クラシックバレエの演技からイベントが始まりました。「発表会に出ない?」と誘われたのがきっかけだそうで、「阿部愛」の名前で発表会に出て、普通にパンフレットにも載ったとのこと。25周年コンサートの時に牧野真莉愛ちゃんにそのことを報告したそうです。「牧野がバレエやってることを知ってたから、言いたかった」とのことですが、「いきなり先輩に呼ばれてびっくりしただろうな」という話も。進行は今年も上々軍団の鈴木啓太さん。

今回のゲストは、BEYOOOOONDS(SeasoningS)の平井美葉ちゃんでした。「宝塚が好きだと聞いてたので、絶対話が合うと思った。パフォーマンスも素晴らしいし、演技も上手いし、声のトーンが好き」と褒め、共演したいと思っていたと言う愛ちゃんに、美葉ちゃんの方も「ハロプロ25周年の書き物で共演したい先輩に『高橋愛さん』と書いたのが、さっそく叶いました」と答えて、両想いを伝えあいました。
MCの啓太さんをまじえた3人で、ボックスから「トイレの花子さん」「ドラえもん」「冷蔵庫の私のプリン食べたの誰?」といったタイトルを引いて即興劇を展開した後、美葉ちゃんと2人で「笑顔YESヌード」をカッコよく披露しました。美葉ちゃんはここで退出。

その後、「お悩み相談コーナー」とプレゼント抽選会があり、啓太さんが退出した後、愛ちゃん一人でのトークがありました。
25周年コンサートのエピソードとして、「モーニング娘。に加入する前から好きだった太陽とシスコムーンの3人が楽屋にいたり、中澤さんがセンターステージで歌うのを見てると当時の気持ちに戻って、『近くにいるはずなのに遠いなぁ』と思っていました」と述べました。多くの後輩から憧れの目で見られる愛ちゃんでさえ、先輩に対してそういう気持ちになるところにハロプロの長さをと深さを感じます。
後輩のモーニング娘。については「中にいたけど、今はみなさんと同じファンの気持ちで接してます。モーニング娘。だった時には感じられなかったモーニング娘。の好きさがあります。フェスも見に行ったし、コンサートに行くのが楽しい」と言っていました。
また、「自分を肯定してあげなきゃなと思うようになった。肯定されると気持ちいいじゃないですか。謙遜するのではなく『ありがとう』って言えるようになりたいし、出来ないことは出来ないと言った方が良いし、みなさんも自分を肯定してあげてください」と言っていたのが印象的でした。事前に募集していた悩みに答える「お悩みコーナー」でも、出された悩みのすべてを肯定してあげていて、その回答に共感することがいっぱいありました。

最後のライブコーナーでは「みかん」と「Fantasyが始まる」の2曲を披露する感動の選曲でした。
「Fantasy…」の方は、妹さんが「高橋愛といえば『Fantasyが始まる』でしょ」とリクエストしたとのことで、最後のフェイクを聞いて欲しいからと、妹さんがバックステージで主メロを歌いました。愛ちゃんが歌う「みかん」でコールできる幸せを感じ、「高橋愛のフェイク」に聞きほれる贅沢な時間でした。
「やっぱり歌を歌うのが好き」と言う愛ちゃん。「進化した高橋愛を見せられるように楽しんでやっていきたいと思いますので、期待して待っていてください」と挨拶してイベントを締めくくりました。
自由に楽しく、真っ直ぐに生きている様子が伝わってきて、ハロプロ最初の推しは、素敵な大人の女性になっていました。

イベントの構成とセットリスト
バレエ「ラ・バヤデール」
即興劇
01.笑顔YESヌード(with 平井美葉)
お悩み相談コーナー
プレゼント抽選会
一人トーク
02.みかん
03.Fantasyが始まる
エンディング
MC:鈴木啓太(上々軍団)