やはりアメリカは大した国だと思う。
その影響力は経済、軍事において根本からの突出した強さがあるからだ。その点では・・。
反面、世界から尊敬されているか、精神的な先進国かどうかは別で、ヨーロッパ諸国と比べて新しい国である以上、その時々のリーダーによるイメージは随分と異なると思う。その態度や物腰、言葉、全体の雰囲気等々である。
それはアメリカという国そのものを体現していなければならないからだ。
今のアメリカは好きになれない。
出来の良いテレビ映画を観ていれば、この国の社会構造やその側面がよくわかるが、良きアメリカの感は今や幻だ。
トランプのアメリカは今や独裁国家化しているとしか思えない。
「バカな老人二人が世界を共有してる・・・呆れてものが言えない・・」これは最近キーウでの街頭取材に応じたある女性の言葉である。
条件、取引、交渉とすべてはビジネスライクに物事を捉えるトランプには期待していた一面もあった。一時的にせよその絶大な権力を駆使し、様々なしがらみを乗り越え、足でまといな常識を打ち破りあらゆる問題を一気に片付けてしまうのじゃないかという。
一見遅々とし、もたもたとしつつ対策を進めるような政治が実は様々な情勢を踏まえ慎重な姿勢だったのかも、などと思えてくるからである。
先般のゼレンスキーとの首脳会談をみて思うに、あんなすぐカッカして興奮しまくるような人間がアメリカのトップ2だなんて、お先丸見えである。
僕から見ればゼレンスキーも何もかも一人でやろうとしている、ある意味独裁的なイメージも否めないのだが・・。
話は飛ぶが、トランプの異様なロシア寄りの態度を見ていると、彼は何だかプーチンに「金〇」を握られているんじゃないかと訝ってしまう。下世話な話でごめんです。
過去確かにロシアでの破廉恥なスキャンダルをスクープされ、そのビデオをまで撮られてたと云うことがあったことを思い出し、あの狡猾なプーチンがそれを利用しないわけがないからである。
結局は、大統領と言えども裏返せば一個人であるということで、それはあらゆる立場を越えて影響するのである。
古くはあのJFKとてFBIのフーバーに秘密のスキャンダルを握られていて随分苦慮したと云うことは有名な話である。
それは大変な話ではあるがあくまで国内のことであるから、余計な騒動になる前に最終的には収まった感がするけど、それが国家の首脳同士というケースになれば話は随分と違ってくる。
それがもし本当なら当面プーチンの言いなり化するのは否めない。
個人的な直感ではそう思えてならない。
しばらく様子を見てみようと思っている。
それはさておき「どうしてこう人類は進化していないのか」そのことをいつも想う。
相変わらず「土地」「宗教」「人種」というものに対する中世の価値観の下で争い、諍いを繰り返し、多くの命を失わせている。
イスラエルとパレスチナ問題とてその諍いは3000年以上(詳しい年代のことは端折る、比喩)にわたってダビデ王の時代から続いているのだから。
いくら科学技術が進歩しようと、人類の根幹に進歩が無ければ世界は今のままだろうと思う。繰り返しだ。
やけっぱちな言いぐさかも、進化し続ける科学技術への皮肉かもしれないが、進化するAI(超人口頭脳)に人類の過去から未来に向け我々人類はどうすれば本来の正しい生き方をし、生き残れるのかをテーマに深く研究させ、尋ねてみるのも良いかも。
大袈裟なことかも稚拙なことかも知れませんが、昨今考えた社会の情勢にについて放論してみました。
終わります。