艦これ劇場版 ☆2.5 | 魔王の娘

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タイトルと中身はあんまり関係ないかも。

艦これ観てきました……けど、人がいなくてガラガラで少しびっくり。

私も含めて10人前後でしたね。

日数たってるのに得点も余ってるし。

 

それはともかく、観た感想なので未見の人で読みたくない人は静かに

窓を閉めてくださいまし。

 

 

先に採点なのですが、タイトルにある通りに☆3でした。

☆2も考えたのですが、辛すぎるかなと思い平均に近くしました。

 

理由を挙げる前に良かった点から。

 

・妖精さんが可愛かった

・序盤の戦闘は見ごたえもあり良かった

・絵がきれいだった

・音楽が良かった

・かげぬいは出てこなかったけど、天津風と時津風がよく動いて台詞も多くあったのは、陽炎提督としては涙なしには見れなかった

 

 

で、悪い点、

 

・お約束の北上っちと大井っちの百合シーンも活躍も大幅減

・レズコプターも肉弾戦もなかった

・最初は気合入ってたけど、相変わらず戦闘シーンが少ない&迫力が無い(後半)&棒立ち

・テレビ版の救済策としての意味合いが強すぎる

・それもあり、ラストが読みやすい

・後付設定

・ご都合主義

・ファンの間で囁かれていたネタをそのまま利用したようなオチ

・テレビ版で何の兆候も無かったのに、誰かが既に真相知っている

・相変わらず主人公の吹雪が地味でオーラが無い

・そもそも、ただの駆逐艦吹雪がヒロインって誰得なのだろう

・テレビ版通して成長の過程が無い

・成長してないのに問題解決

・最後は精神論と主人公補正
 

 

こんな所ですね。

多いようですけど、テレビ版の補完要素も含んでいるので、

元々のハードルが高いです。

 

この映画単体で作ったものだったら、たぶん☆4行ったかもしれません。

序盤の戦闘シーンはなかなかでしたし、見るべき部分もありました。ただ、上に書いているように序盤の戦闘シーンは良かっただけにしょぼく見え、棒立ちの場面もあったりと一貫性がなかったのが残念でした。

 

それと、アニメでもドラマでも作品には必ず2,3の試練というか乗り越えなければいけない壁やハードルが存在し、それをクリアできたこそ主人公の成長ってあるんですよね。

残念ながら、吹雪にはテレビ版にも劇場版にもそれがなく、ただ主人公補正と精神論で語られるような力や方法で問題を解決してしまいます。

 

俺tueeeeeeeee!な主人公でも、多少なりと問題や挫折ってあるのに艦これにはそれが皆無で、だから主人公に共感できない入り込めないというのがあります。

何の取り柄もない駆逐艦だからこそ、特にほしかった。

 

アイアンボトム・サウンド を舞台にした着眼点は良かったと思いますが、関係した艦娘を集めて吹雪が最後は一人で解決。

結局は、良くなった点は多くてもテレビ版の焼き直しなんですよね。もうラストあたりは、吹雪が何とかするだろう的な運びで、如月の場面も先が見えてのめり込めないしやっぱり最後はご都合主義で完。

テレビ版の失策の挽回も含めてうまく収めようとしたのだと思いますが、その分話しが小さくまとまってしまったなというのが総括になります。

 

評価してる人は多いのでそれはそれでいいと思います。

ただ、私は無理やりねじ込んだ感と、すっきりしない部分が残ったという差だと思います。

 

あと最後にひとつだけ。

この大事な時にも、司令は別のところにお出かけでしたね。

もういらないんじゃないかって思うの私だけですかね。