恵比寿映像祭 | 等質な二度目

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最短距離がベストじゃない。目指すは安住の地
there is no reason when we think about friends    by k.yokoyama

今年も行って来ました、映像祭。

テーマが多様な未来。

深いテーマ作りますね。

これって、テーマが先で作品を集めて来るのか、集めてからテーマを決めるのか、どっちなんでしょうね。

面白い作品が結構ありまして、個人的には、一つの部屋の中で、多種多様な人々が入り乱れてくるという、忙しい作品。

一人を追ってもイイし、全体を俯瞰して見るのも面白かったです。

あと、卒業写真などの全体写真をモチーフにした作品も面白かったです。

絶対にオススメなのが、地下一階です。

二作品あって、一つは中東、西アジアにおける、アヘンの密売ルートを追ったドキュメンタリー。

もう一つがガザへの侵攻で、非人道的な被害をピンポイントで割り出す、画期的且つ途方もない時間を費やす作品。

アヘンの方は、芸術作品ではなく、完全なドキュメンタリーです。

ロマンを咲かせていた場所が、こんなにも悲惨な道になっているとは。

貿易路の功罪ですね。

武力紛争によって形成された数多の集団の活動資金にされ、その末端では深刻な薬物汚染が広がっている。

多様な民族が、アヘンという一つの現象に集約され、憎しみは増幅し、悲しみの深さは色濃く、享楽は止めを知らない。

マルティプルな未来とは、こういうこともありなんですね。

もう一つの作品、爆撃の中で、SNSで被害を発信するパレスチナ人達。

それを、この作品を作った集団が、各々発信した場所や時間を、時系列で並べたり地理的な角度で正確な場所を計算するという試み。

そのプロセスが、アートだと言っているように感じました。

沢山のつぶやきや、写真や動画が、一つの爆撃の現場を正確にはじきだす。

時系列で言えば、一つの爆撃が、沢山の悲しみを生んでいる。

多様な悲しみって何でしょうね。