【憲法改正を阻むものは日本人自身】日本に残された道は核抑止しかない | 中谷良子の落書き帳

中谷良子の落書き帳

核武装・スパイ防止法の実現を

私は日本が昭和12年に起きたあの身の毛もよだつ、おぞましい通州事件や終戦直後の武力放棄で起きた通化事件の二の舞になるのではないか?と胸騒ぎがします。とにかく今から10年後、20年後の日本を想像するだけでも恐ろしいのです。

過疎地、軍用地となる島々の買収劇、目先の金のためにインバウンドに浮かれる政治屋、企業達、所有者不明の土地、社会制度のタダ乗り、消える外国人技能実習生、あらゆる外国資本の波が一気に日本に襲い掛かってきている。そして、これを深刻に国家の危機として受け止めているのはごく一部の国民のみ。その国民も似非人権屋に騙され、平和ボケ憲法9条信奉者、グローバル脳化された芸能人、タレント、その悪影響をおおいに受けた国民や企業からは私のような思想はキチガイ、時代遅れ扱い。

記事後半にある『八月十五日からの戦争・通化事件』の著者、加藤康夫氏のまえがきに書かれてある『憲法改正』についての見解も併せて、ここに載せている動画も必見ですし、通化事件や通州事件、伊藤貫氏にまつわる書籍も是非、皆様にお読みいただきたい

若者に人気の東急ハンズなどに行くと来年のカレンダーが売り出し中なのですが、そこにプーチンのカレンダーが数パターン置かれてありました。これを喜んで買うアホがいてはるんや・・・通化事件に関する本を読了後に、とてもそのようなものを買う気にはなれません。

日本国民は日本人であるという誇りをもち、きちんとした歴史認識、国家観を身につけるべきです。

そして特筆すべきは通州事件、通化事件に登場するかつての大和撫子達は本当に素晴らしい!今現代を生きる女性は甘ったれた教育しか受けていないので(女性だけに限りませんが)、とっさのハプニングでさえ、回避できる術を知らず、夫を自分の死を賭けてでも守ることをせず、ちょっとしたことで慌てふためき、怖気づいたり、怯み、泣いたり、喚いたり悲劇のヒロインぶる傾向にあるが、(このような方々ばかりですと、戦争が起きた時、どうなるかわかりますね?)昔の『大和撫子』は性根が据わっている方々ばかりで感嘆とする。通州事件でこのようなエピソードがあります。

『手記を書いた母親は当時22歳で、新婚7ヵ月で難に遭うが、常に気丈に、冷静にふるまおうとしていた様子が読み取れる。保安隊の銃弾が次々に打ち込まれ、同胞たちが倒れていくのを目のあたりにしながらも「怖い、恐ろしいを通り越して、せめても一矢むくいたく、歯ぎしりする思いがしました」という。

その後、倒れていた部屋に中国兵らが踏み込み、腹を蹴ったり、青竜刀を肩のあたりに突き付け、死んでいるかどうかを確かめるという切羽つまった場面でも、「うす目をあけて」青竜刀の形や厚さをしっかり確認したという。

夫の死を知らされたときも「取り乱して物笑いになるようなことは致しませんでした」と書く。皿木氏は、「そこにあったのは、かつての『サムライ』の妻たちと同様、『大和撫子』としての自覚だったのかもしれない」と述べている。


このような気丈な女性が今の日本にいるでしょうか?

皇統断絶、大和民族の消滅の危機を阻止しなければ日本を第二の通州事件の二の舞にさせないためにも即座に核抑止の選択が迫られています。他国に恫喝され議論もされないのは異常です。

そしてもうここまで来ると安倍首相だけの問題ではありません。安倍首相以外の誰が総理になろうと自民党議員に故・中川昭一氏のような政治家が何百人も現れませんと希望の光はありません。戦後の政治構造に問題があり、グローバルだの、インバウンドだの言ってるうちは、どの政党にも期待はもてないでしょう。

自分で自分の身を守るしかなく、何事にも動じない姿勢を貫くことが求められ、『日本のことは日本人が決めるんや❗️』という強い覚悟が国民と政治家に求められる。それができないのであれば、もう時代の波に流され、日本の終焉を待つしかないのです。

私の言葉が現実にならないように祈るばかりです。日本国民ひとりひとりの意識が問われています。






伊藤貫氏『究極的な決め手は何か?』軍事力をもっている国が「やれるもんならやってみろ!」というところに持ち込まれ、初めて決着がつく。キッシンジャーが「有名な法律家が膨大な量の法律文書を抱えて会議場に来るよりも最終的に「撃つぞ?」と、リボルバーを持った奴が勝ちだ」と言った。

戦慄!『中国のナチ思想と山本太郎や安倍や馬渕のお花畑外交で日本は滅亡に至る』伊藤貫✖西部邁


恐怖!「2025年までに日本が倭人自治区にされる確率は70%! アメリカは日本を搾取し尽くしポイ捨ての予定!」西部邁×伊藤貫
※部分的にロックが流れるところがあるので音量には注意をカラオケ


【上の動画の目次】
■伊藤氏からの2つの警告 0:00~2:08
①アメリカは大失敗するまで、その大失敗を認めない。
②日本はその大失敗に巻き込まれて、滅亡してしまう。

■多極化している世界 2:08~8:44
・「多極構造下でのバランスオブパワー理論」と「覇権安定化理論(パックスアメリカーナ)」
どちらが、現在の国際政治で有効か? 2:08~
・「多極化」へと変化している国際社会 5:24~
・日本の領土問題は、国際社会が多極化していることの証拠 6:56~

■「中国が東アジアの覇権を奪う可能性が高い」という予測の根拠になっている22個の理由 8:44~1:02:19

①歴史の必然 8:51~
②米中冷戦は起きないから(歴史的な観点から見て) 12:30~
③アメリカの中国封じ込めに従わない国が多いから 14:54~
④覇権国に挑戦する国(中国)の方が有利だから 19:32~
・エリート層に無能が多い日本は、戦前と同じ悲劇を繰り返す恐れ。
⑤アメリカは、中国から借金しなければ、国家財政が破綻する状態だから 23:13~
⑥中国はアメリカよりも軍事的に優位だから 23:48~
⑦中国による台湾併合により、アメリカは日本の基地も失うから 26:39~
⑧米中間に日本に関する密約があるから 29:08~
⑨中国には世界を征服するという野望はないから 29:29~
⑩アメリカはモンロー主義が可能な国だから 29:57~
⑪中国経済の停滞が更に中国の武力侵攻のリスクを高めるから 30:25~
⑫アメリカは日本を51番目の州にするつもりがないから 30:53~
⑬日本の保守言論人たちが中国を過小評価(侮蔑)するから 32:59~
⑭中国には「東アジアの覇権を奪う」という強い意志があるから 34:47~
⑮権威と実績のある学者が米軍の東アジア撤退を予測しているから 39:02~
⑯中国とは無関係のアメリカ国内の事情によって軍事費を削減せざるをえないから 

39:43~1:02:19
(1) 深刻な貧富の格差によって、高まる国民の不満 39:50~
(2) 人種構成の大変化によって、米軍の海外派遣に反対する投票者の増加 47:01~
(3) ベビーブーム世代の大量引退による財政収支の悪化 50:34~
(4) 医療費の高騰 51:02~
(5) 人種構成の大変化(貯蓄をしないヒスパニック人口の増加)による財政収支の悪化 51:30~
(6) 今後も続く経済成長率の低迷 54:28~

⑰「ドルは基軸通貨の地位を失う」から 55:17~

■アメリカが犯す「大失敗」とは?  1:02:19~
■アメリカは、その大失敗を大失敗するまで認めない 1:03:43~
■「日本が完全に滅亡してしまう」とは?  1:05:58~1:15:53


・時代錯誤の対米従属を今も続ける日本 1:06:05~
・日本の領土問題は、アメリカが軍事費を出せなくなってきている事の証拠 1:07:35~
・世界の多極化の流れから取り残されている日本 1:11:13~
・時代錯誤の対米従属の結果、日本で起きる悲劇 1:13:19~

■アメリカは日本を裏切る(丸腰のままで見捨てる) 1:15:53~1:23:20

①同盟国の日本を裏切り続けてきたアメリカ 1:15:53~
・日本の安全保障を破壊したアメリカ
・日本から収奪を続けるアメリカ
②同盟国の南ベトナムを見捨てたアメリカ 1:17:45~
③南ベトナムと酷似している日本 1:22:02~
・米国への依存度が著しく高い日本
・「依存関係は人間を堕落させる」(アダムスミス)
→米国に依存している日本政府も国民に嘘を平気でつける

■日本が中国に併合される 想定その1 軍事侵攻によって 1:23:20~
■親米保守の妄想 「米国従属の結果、核武装が与えられる」 1:24:36~
■親米保守批判 1:25:11~1:25:31
■アメリカの植民地にされていることを自覚できない日本の人たち 1:25:31~
■「理念」ではなく、「力」(核)が支配する。「国際政治の現実」 1:28:03~
■2025年までに、日本が倭人自治区になる可能性は、70% (伊藤貫✖西部邁)  

1:29:33~
■日本が中国に併合される 想定その2  米中間の取引によって 1:32:57~
■日本が中国に併合されないために、日本がすべきことはシンプル 1:35:34~
■日本の核武装を妨害するもの 1:35:57~1:52:17


①日米同盟は同盟ではなく、占領地政策  1:35:57~
②アメリカは日本を核武装させるつもりはなく、収奪することしか考えていない 1:38:04~
③米中対立は、新冷戦(価値観で世界が二分する)ではなく、多極化の中で、勢力を確定するための一過性の争い  1:40:50~
④日本分割統治で、北陸は朝鮮に割譲される 1:42:03~
⑤ディープステート悪玉論は、日米同盟を維持させたい勢力の謀略 1:42:47
⑥日米同盟を破棄して、対等な同盟を結び直すか、他国(インド等)との同盟に変えるべき 1:44:34~

⑦地政学的に世界で最も危険な場所にいる日本 1:45:42~
・核シェアリングは無意味
⑧日本で核の議論すらされない理由 1:47:44~
・世論工作のために日本に送り込まれている多数の工作員
・対米従属は日本の国策(宗主国アメリカの国益)なので、核武装を口にした者は抹殺される。

⑨本当の敵に気が付くことができない日本の人たち 1:50:10
⑩保守とリベラルを分断する工作が行われている 1:50:54~
⑪核武装に向けて動き出そうとしない日本のインテリ層とリーダー層 1:51:28~
⑫植民地からの独立に不可欠な覚悟 1:51:43~

■日本が独立(=核武装)するために、必要なこと 1:52:17~
・日本の核武装を目指していた中川昭一
・対論「日本が核武装しないのは世界の七不思議の一つ」(伊藤貫✖西部邁) 1:57:01~

■小野田寛郎氏からのメッセージ 1:59:40~2:06:17
・陸軍中野学校の教え


■参考文献・書籍 2:06:17~
中国の「核」が世界を制する(※この本の改訂版が「中国の核戦力に日本は屈服する」ですが、改訂版には書かれていないことが少なくありません)。 

●中国の核戦力に日本は屈服する 伊藤貫
●自主防衛を急げ 伊藤貫
●自滅するアメリカ帝国 伊藤貫


アメリカと世界経済を支配する【グローバル資本主義】の正体





★八月十五日からの戦争「通化事件」 日本人が知らない満洲国の悲劇★



内容紹介
終戦から半年過ぎた満洲で日本人三千人が虐殺された「通化事件」とは何か。終戦から半年が過ぎた頃、国家がその機能を失い、実力部隊たる関東軍からも見放された酷寒の満洲・通化(鴨緑江に近い満洲東部の町)でおよそ三千名の日本人が、中国共産党軍と朝鮮人ゲリラによって虐殺されるという惨劇が起きていた。

国家も(当然、歴史教科書も)目をつぶったまま七十年以上が過ぎたほとんど知られていない二つの事件を追ったドキュメンタリー!中国軍と戦った大和魂を追うノンフィクション2編収録「関東軍壊滅」「武力放棄」のなかで起きた知られざる惨劇。狙われた看護婦と三千人虐殺の真実。ソ連軍の侵攻で地獄と化した満州で、命を賭して同胞を救った女性がいた!満州の墓標「お町は日本の女でございます」

まえがきより。

これからご紹介する事件は、国家が滅亡するといったいどういう事態が招来するかを考えるにはうってつけの素材と言える。素材扱いにしては当事者の方々に失礼にあたるかもしれないが、後世の者が国民の安全を考える際のテキストになると考えればお許しいただけると確信する。

我が国を取り巻く昨今の極東アジアの安全保障をめぐる環境は、ひときわ目まぐるしい変動を見せている。こうしたときに一番大切なのが、日本という国の固有の立場、日本人としての自覚の有無ではないだろうか。

どんな状況にあろうとも、日本という国家の尊厳や国民の生命財産の保全が担保され、安寧が保証されなければならないのは自明のことだ。それが現憲法下では思うようにならない、という課題が未解決のまま残されている。では、憲法さえ変われば国民は安全に暮らせるのだろうか?

否、紙に書かれた憲法がいくら変わっても、国家・国民が命懸けで自らを守るという意識の涵養(かんよう)が図られなければ、しょせん無意味なのだ。

国家・国民そして家族のために、国民ひとりひとりが自分に何ができるかを真剣に考え、侵略者と戦ういう覚悟があっこそ初めて国を救えるのではないだろうか。

この先、いつの日か憲法改正が整ったとしてもなお、そのことを頭に入れておかなければ意味がない。この点は極東アジア情勢が緊迫するいま、改めて考えざるを得ない重要な心構えといえよう。


我が国を取り巻く関係各国、たとえば中国、北朝鮮、韓国、ロシア、そしてアメリカを加えて考えてみよう。いずれの国も自国の国家意識が非常に高い国ばかりである。

太平洋や日本海を挟んで取り囲まれているわが国だけが戦後この方、国家意識を捨て去り、生きてきた。つい70何年か前までは持っていた国民共通の意識が、戦後から今日まですっぽりと抜け落ちているのが実情だ。

そこで見直してみたいのが、本書で紹介する2つの事件である。いずれも敗戦直後の混乱期に発生した事例だ。

その陰には、いまの日本人が忘れている、いや、敢えて考えようとしてこなかった日本人としての誇りと矜持が満ち溢れていたのだ。

昭和20年8月9日、ソ連軍による奇襲攻撃が開始され、満州、千島・樺太において甚大な被害が発生した。このときに起こった惨劇のきっかけとなった要因のひとつは、1週間後の8月15日に下った天皇によるいわゆる「終戦の詔書(しょうしょ)」である。

関東軍が銃を置くことになったため、残された在留邦人約百数十万人(大連などの関東州含む)が凶暴なソ連軍の前に裸で晒される運命となった。そこまではある程度、知られていても、目をつぶったまま70年以上が過ぎた。

第一部「通化事件」とは何か?

およそ3000名からの日本人が、中国共産党軍と朝鮮人ゲリラによって虐殺されるという事件が起きた。国家がその機能を失い、実力部隊たる関東軍からも正式に見放された通化(鴨緑江に近い満州東部の町)で起きた大量虐殺事件の実態を是非知っていただきたい。

中国や北朝鮮ゲリラがいかに非道の限りを尽くしたかがお分かりいただけると思う。


第二部「満州の墓標」は現在の北朝鮮との境界にある満州の町、安東(現・丹東)で「安寧飯店」という飲食店を開き、凶暴なソ連兵から日本人の婦女子を守り、さらに傷病兵の日本帰還に尽力した日本人女性「お町さん」の奮闘ぶりを取材した実話である。

どちらも苦境に立つ満州で、日本人魂を忘れることなく命を捨て、ソ連や中国相手に闘った人々のノンフィクションだ。

それでは、事件が起きた昭和20年に時計の針を戻したい。戦争は8月15日に終わってはいなかった・・・

●印象に残ったシーン
①「泣くだけなけばいいさ。そのうち、涙も出なくなる。律子も知っているだろ、新京の陸軍病院に送り込まれてきた若い女の患者、両足の膝から下をソ連の戦車に轢かれて、足がボロ布のようになっていた。柴田大尉と俺がすぐに両足切断の手術をした。重傷者が殺到していたためモルヒネも足りず、両脚を縛り付けて猿轡(さるぐつわ)を噛ませて切(や)ったんだ。30歳にもなっていない若い母親だったが、泣きもしない。子供が先に殺されていて、もう涙も枯れていたんだな。あの岡部とかいう少年兵(両手切断)だって、涙も流さないだろ」

律子はそこまで話を聞くと、ようやく起き上がった。頬を伝つたう涙を拳で拭うとそのまま仁科に身体をぶつけてきた。

「ここでは涙には何の価値もないんだ。絶望すればするほどな。国もなけりゃ、武器もない。両足もない。両手もない。子供もない、親もない。そんなとき泣いていられるかよ。絶望に涙はいらないんだ、そう思わんか、律子」

②満州が滅び、逃避行が始まってからというもの、拉致・略奪で妾にされたり、また逆に生き残るために自ら中国人の妾になった日本人女性がいることを仁科は承知していた。

律子は略奪され、思想改造教育を施され、愛人にさせられたのだろう。律子が男の腕から離れないことが、何よりの証拠だ。暴力と学習の結果だ。仁科は、いかに彼らの共産化教育が狡猾なものか身をもって知らされ、もはやその場にいることさえ男として辛かった。

ここではルールも権利もない。

馬泥棒や牛泥棒ならこの場で撃ち殺せば済むが、話はそんなに簡単ではない。律子そのものが馬泥棒の愛人なのだ。しかも堂々としているではないか。あの涙はどこへ消えたのだ。

「戦争とは、相手の民族が絶滅して、そこで初めて終止符を打つものだ」幹部候補生時代にそう教わった。

だからこそ、真っ先に女子供が狙われる。種の根絶のためだ。戦争の目的は領土の拡張だけではない。攻撃すべき本当の目標は、実は相手国の種の殲滅、民族浄化の実践にあるのだ。レイプや拉致はその有力手段となる。


③戦闘部隊の前衛として想像を絶する残虐性を発揮したのが、朝鮮人民義勇軍を名乗る李紅光(りこうこう)部隊である。

「日本人は、全部表へ出ろ!

興奮した李紅光部隊と八路軍兵が叫びながら、日本人の家を1軒1軒叩き起こした。表に出した日本人の中から男だけをひと塊にし、さらに16歳以上、60歳までの者が1カ所に集められた。その数は実に3000人に達していた。

事件に関係があろうとなかろうと、日本人であれば誰でも同罪。日本人が憎いというだけの民族抹消(ジェノサイド)が始まった。

路地と言う路地から寝込みを襲われた日本人の群れが集められ、歩かされ、李紅光部隊に捕まった日本人は、1列縦隊で後ろ手に数珠繋ぎに縛られ、歩かされ、その縄の端が前の者の頭に括りつけられている。したがって、前の者が凍り付いた雪に躓くと、後ろの者も引きずられて躓く。後方から妻や幼子らが泣き声を上げて呼び続けるが、お構いなし。

④この事件は中国共産党の指揮により為された武器も持たない民間日本人への比類なき虐殺事件である。なぜこのような事態が、今日まで放置されているのか不思議でならない。今になっても抗議のひとつもできない日本国とは、いったいどういう国家なのか?

8月15日(正確にはソ連侵攻の8月9日)から始まった満州での戦争は、こうして最も悲惨な姿で終わりを遂げた。だが、国家が滅亡するそのさなか、命を懸けて戦った通化の抗戦派の問いかけに、まだわれわれ日本人は十分に応えていないのではないだろうか?

●アマゾン書評。下矢印
●中共の洗脳計画
私は いつも疑問に思っていた事が ありました、それは 帰還兵による反日発言です。軍人でありながら 何故日本が悪いというのか?それと反対に同じ事帰還兵でも小野田少尉のような方もいて何故なのかって思いました。

でもこの本を読んでわかってきた事がありました。それは特に満州にいた関東軍が終戦後 日本人移流民を置いて逃げていった事実、その後中共による洗脳計画、スパイ計画に多くの日本人が関わった事など全く知る由もなかったです。

愛国心のある日本人達は それでも 戦って散っていた方々もいたり 、根本中将のように 武装解除せず 多くの日本人を 帰国させています。あとお町さんのことなど 全く知りませんでした。もう何かに取り憑かれたように一気に読んでしまいました。

国が滅亡するとどうなるか?そして中共はまさしく恐ろしい国で有ります。今ウイグルや チベット、南モンゴルで行なっていることはまさに終戦後満州国で行ってきたことです。その頃から日本人を洗脳し日本へ帰国して政治家になった支那スパイがゴロゴロいるわけです。 この本は日本多くの人びとに読んでいただきたいです。

●ソ連・中共の蛮行に立ち向かった日本民間人たちの勇気

この本には、2つの話が綴られています。

1つは満洲と朝鮮の国境に近い通化という町で起きた中国人による日本人避難民の大虐殺事件、もう一つは、同じ満洲の安東市で、ソ連兵の蛮行から2万人以上の日本人避難民を救うため、自らの命と引き換えに慰安婦宿を立ち上げた一人の女性おかみさん「お町さん」の話。

読んでいただければわかりますが、どうしてこういう事実を私たちは知らずにいるのか、ほんとうに申し訳ない気持ちになります。この二つの悲劇を読んでわかったのは、関東軍という軍隊は、満州という利権をソ連から守るためには、日本人を守る責務を簡単に放棄する組織であったことが改めて証明されたということです。

関東軍は、真っ先に武器を放り出して逃げ帰り、残された日本人民間人が、ほとんど素手でソ連兵・中国人匪賊と闘い、全滅した。関東軍が放り出した武器を中国人が奪い、その武器で日本人の婦女子・老人を残らず殺した。

真っ先に逃げ帰った関東軍司令官の草地という軍人は、戦後次のような苦しい言い訳をしている。「軍の主とするところは戦闘である。戦闘に際しては、隣の戦友が負傷しても見向くことすら許されない。あの作戦時、なぜ居留民より速やかに後退したのか、とただされるならば、それはただひとつ、作戦任務の要請であったと答えるばかりである。」

この弁明は、現在の日本の官僚の答弁と酷似していると感じるのは、私だけであろうか?そして、迫るソ連兵を前に、一介宿のおかみさんだった「お町さん」が慰安婦を前に言ったの次の言葉。

「あたしは長いこと水商売をやってきました。素人とは違うんです。いまさら、一寸切られるのも、二寸切られるのも同じじゃないですか。日本の女性が被害を受ければ、その家族も被害者です。これは日本全体のためなんです。あたしたちは日本の女です。日本の女の力で日本を救おうじゃありませんか」

この二つの言葉の違いは、いったい何なのか?

「お町さん」のおかげで、どれだけ多くの日本人、特に婦女子の命が救われたか。「お町は日本の女でございます。この目玉が黒い間は滅多に餓死させるものではありません。お町は唐人お吉ではございません。お町には国府も八路もございません。日本人のために生き、死ぬばかりでございます。時を経て一顧だにされないだろうことは、覚悟の上でございます」

「お町さん」は八路軍に逮捕されて銃殺されてしまいますが、最後まで凛として胸を張って堂々とされていたそうです。このような先人の犠牲があって、戦後の日本がある。この歴史的事実を知ることが、これからの日本人に必要ではないか、と強く思った次第です。

少しでも多くの日本人に読んで欲しい一冊です。

【討論】中国の日本属国化シミュレーション[桜R1/11/30]