【2月7日は北方領土の日】北方領土返還問題をスルーしていた菅直人と福山哲郎(陳哲郎) | 中谷良子の落書き帳

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核武装・スパイ防止法の実現を

70年間、取り戻せなかった責任を安倍首相にだけ負わせるのは見当違い。平成22年(2010年)にロシアのメドベージェフ大統領(当時)が戦後、ソ連時代も含め当時の国家元首として初めて日本固有の領土、国後島に上陸、ロシア領土であると豪語しましたが、当時の民主党、菅直人はこの異常事態を黙って指を咥えて見ていただけ。所信表明演説でも一切触れませんでした。

そして立憲民主党の陳哲郎(福山哲郎)は現在、北方領土問題を引き合いに安倍首相を国会で追及、安倍降ろしに躍起ですが、この男、韓国軍によるレーダー照射スルー、平成22年(2010年)菅内閣で内閣官房副長官、菅直人の補佐まで務めておきながら当時は北方領土問題で抗議するだけ。

福山は菅直人にロシア側に積極的に返還要求への働きかけを促すわけでもなく、取り組む意欲も見せず、「遺憾砲」のみ。華麗にスルー。これでは指を咥えて、ただ黙って見ていたのも同然です。

私達、国民は「お母さん!お母さん!今から仮面ライダーに変身するから見て見て~!!!」というようなお手柄自慢の、あまりにもアホらしく、幼稚な演劇を強引に見せられているようなものです。

こやつらにすれば、領土問題追及もうわべだけの見せかけだけ。お手柄自慢の一環でしかないのです。

正直な気持ちとして日本政府は拉致問題にしても領土問題にしても何もかも遅すぎです。70年も時は経っています。

「不法占拠」という言葉を削除するという及び腰、二島返還もロシア側から何の条件も付けられずなら交渉もあり得ますが、そうでないなら余計な事態を招かないためにも中途半端なことはせず、軽率なことを言うのは憚られますが、島民の方々には申し訳ありませんが、四島返還の交渉も打ち切ったほうがいいかもしれません。

もし本気で四島一括返還を求めるなら、日本側は最初に南樺太(みなみからふと)と千島列島(ちしまれっとう)を含めた領土問題としなければならなかったにもかかわらず、日本はお人好しにも四島だけで交渉を始めてしまったのが致命傷です。

共産国家の平和条約締結など鵜呑みにしてはならないと肝に銘じるべきです。プーチンを甘く見てはいけないと思います。

そしてマスゴミの、どっちの味方をしているのかわからない報道姿勢も腹立たしい限りです。本当に解決に導きたいという報道内容ではありません。




首相、北方領土返還要求大会で日露交渉に決意、アピールで「不法占拠」消える
https://www.sankei.com/politics/news/190207/plt1902070009-n1.html
北方領土の日「島返して」願い今も…故郷の国後、亡き父眠る
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190207-OYT1T50291/


★北方領土★
北海道の東北に位置する択捉島・国後(くなしり)島・色丹(しこたん)島・歯舞(はぼまい)島(貝殻島(かいがらじま)、水晶島(すいしょうとう)、秋勇留島(あきゆりとう)、勇留島(ゆりとう)、志発島(しぼつとう)、多楽島(たらくとう)など)を指し、「北方四島」とも呼ばれる。

沖縄諸島よりも大きく、総面積は千葉県や愛知県に匹敵。豊かな自然と豊富な漁場がある。現在約1万7千人のロシア人が住んでいる。

一口に領土問題というが、それぞれの島は異なる経緯を持ち、日本の立ち位置もそれぞれ違う。尖閣諸島は、1884年の発見・調査以来、日本が実効支配してきたものに、100年近く経って中国が文句をつけてきたもので、政府の「領土問題は存在しない」という見解は全く正しい。

竹島は明らかに韓国による不法占拠なのだが、韓国は歴史を捏造してまでそれを認めようとせず、着々と実効支配を進めているので、早急に国際司法裁判所で白黒つけたほうがいい。

そして北方領土だが、ここは領土問題が存在していることを日ロ両国が認め合っているので、話し合いによる解決の可能性がある唯一の係争地と言える。ただし、交渉時である以上、四島一括返還というオール・オア・ナッシングは、個人的には賢明な方法とは思えない。双方が妥協案を見つけるというのが話し合いの基本。

そうなると二島返還とか、面積の当分分割とか、国境線は四島の北に設定するが、ロシア人の居住を認めて共同開発をするとか、さまざまな案が考えられる。

返還に関して言えば、1991年のソ連崩壊後が最大のチャンスだった。新生ロシアはどん底の経済にあえいでいたにもかかわらず、日本の外交当局は、その千載一遇のチャンスを稚拙な交渉でフイにしてしまった。そのうえ、日本は領土問題にあまり関心がないのではないか?という誤解まで招いた。

そうこうするうち、石油や天然ガスの値上がりでロシア経済は立ち直り、第一次、第二次のクリル開発計画という大型プロジェクトを作り、インフラ整備にかかり、恒久的なインフラ整備にまで発展。もう還すつもりがないというメッセージに。