中国スパイ通信機器・イランに絡む制裁措置違反、北朝鮮とも繋がるファーウェイ、ZTEを野放しの日本 | 中谷良子の落書き帳

中谷良子の落書き帳

核武装・スパイ防止法の実現を

これはスパイ活動の懸念+貿易戦争における米の狙い撃ち、支那潰しの一環としてもやっているのでしょうが、日本の携帯電話会社(ソフトバンク・ドコモ)は来年5G携帯の通信基地局機器をファーウェイ製の基地局に商用化予定です。

情報セキュリティのカリスマ、ミッコ・ヒッポネン氏は、「近くの基地局が収集した情報から、私たちが同じ部屋にいることが分かる。デバイスの通信内容からは、いつも誰と会話しているのか、どんなことに興味を持っているのかが分析できる。しかもこうした情報は永遠に保持できる。これまで不可能だった、こうしたレベルの監視が何を意味するのかは私にもわからない。」と仰っています。

私はこの一件で大きな懸念を抱いていましたので、某通信機器会社に要望書を提出。資料をお見せしてご説明させていただいたのですが、なんと!私が持参した資料の内容(ニュース記事etc・・・)を、担当者、責任者の方は全くご存知なかったのです。

愕然としました。日本は危機意識が異常に甘い!以前、野田聖子氏が、この件について、記者会見で「動向をしっかり注視していきたい」と述べ、情報収集を急ぐ構えを見せていたと言いますが、何から何まで企業も日本政府も情報収集と対策が遅すぎます。

本来ユーザーの個人情報を保護し、危機を回避させるために有効な対応をすべき日本政府、大手通信機器会社が全く危機感なく、しかも無知で、支那政府に顧客の情報を吸い上げられる恐れのあるファーウェイ、ZTEと手を結んでいるのですから驚くのと同時に、情報戦に追い付いていない政府、日本の通信機器ブランドにがっかりしました。通信機器メーカーからは後日、回答を頂けるとのことでしたが、未だに回答はありません。




★米、中国通信大手に新規制!政府調達の禁止検討★

【ワシントン=鳳山太成】トランプ米政権が華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)の中国通信機器2社に対する新たな規制を検討していることが2日明らかになった。中国政府のスパイ活動に使われる恐れがあるとして、政府機関が両社の製品を調達するのを禁じる。複数の米メディアが報じた。米国は中国のハイテク企業への圧力を一段と強めている。



米中の貿易摩擦が激しくなる中、ムニューシン財務長官らは3~4日、北京を訪れて中国政府と協議する。中国の不公正な貿易慣行に加えて、通信分野における安全保障上の問題も議題となる見通しだ。

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などによると、トランプ政権は政府機関が中国2社から通信機器を調達するのを禁じる大統領令を近く出す検討に入った。

これとは別に、国防総省はこのほど全世界にある米軍基地の携帯電話販売店に対し、ファーウェイとZTEの製品を売るのをやめるよう指示したという。米軍人が基地の外でファーウェイの製品を使うときも、セキュリティー上のリスクに注意を払うよう求めた。


与党・共和党議員は既に中国2社からの政府調達を禁じる法案を提出している。国防総省に限っては中国2社からの調達を禁じる法案が2017年12月に成立した。

中国のスパイ活動への懸念を巡っては、米連邦通信委員会(FCC)も4月17日、国内の通信会社に対し、安保上懸念のある外国企業からの製品調達を禁じる規制を導入する方針を決めた。中国2社を念頭に置いており、詳細を詰めている。

米国は両社のイランや北朝鮮とのつながりにも厳しい目を向けている。商務省は4月16日、ZTEがイランに米国製品を違法に輸出し、米政府にウソの説明をしていたとして米国企業との取引を7年間禁じる制裁を決めた。ファーウェイについても、司法省が同様の疑いで捜査していると伝えられている。

ファーウェイとZTEの製品を避ける動きは既にオバマ前政権のときから広がっている。米議会は12年、2社の通信機器が中国政府のスパイ活動に使われる恐れがあるとして、政府機関や米企業に対して2社の製品を使わないよう求めた。
2018/5/3 6:59
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30120710T00C18A5000000/



以下の記事、日本も早急に見習うべき!

★仏、閣僚に国産メッセージアプリ、情報漏洩防ぐ★

【パリ=白石透冴】
フランス政府は閣僚や政府高官がスマートフォンでメッセージをやり取りする場合、独自開発のアプリを使うよう夏までに義務付ける。重要な機密情報が漏れるのを防ぐため、国産アプリに切り替える。

ムニール・マジュビ・デジタル担当副大臣は仏メディアの取材に、無償公開され自由に改良できる 「オープンソース」のソフトウエアをもとに開発していると明らかにした。ただ協力企業や機能の詳細は公表していない。 ロイター通信によると、現在アプリを政府関係者約20人が試用しており、夏までに導入する。

マクロン政権ではロシア発祥の安全性が高いとされるメッセージアプリ「テレグラム」を愛用してきた。 ただ外国製アプリに依存することに懸念が強まり、独自開発に乗り出した。

テレグラムは通信内容を暗号化して送るため安全性が高いとされ、テロ組織の情報交換にも使われている との指摘がある。ロシアやイラン当局が利用を制限する動きもあった。

米政府も安全保障上の懸念がある外国製品を警戒している。このほど中国の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)製品を念頭に、米通信会社による調達を禁じる方針を決めた。中国政府のスパイ活動に使われるとして米議会が規制を求めていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2977751024042018910M00/



★AI、スパイになる★

目には目を、コンピューターにはコンピューターを。

人工知能やロボットによって、人間の職業がなくなるなんていいますけど、まさか「スパイ」もAIに取って代わられるなんてね。

先日、フロリダ州で開催されたとあるカンファレンスでは、CIAのテクノロジー開発を担当するDawn Meyerriecksさんが諜報員としての人工知能について語りました。CIAといえば、アメリカのスパイ機関です。でもね、今の時代、もう人間じゃスパイやっていけなくなってるんですって。



カンファレンス後、CNNの取材に応じたMeyerriecksさん。いわく、ソーシャルメディアひしめく現代のデジタル社会では、案件に応じた偽キャラを作りあげて諜報員が活動するのには無理があるとのこと。昔ながらの偽書類に、偽ID、話し上手の嘘上手のスパイが通じるのは、対人間の場合だけ。コンピューターの目を欺くのは並大抵のことではありません。ならば、どうすればいいか。人間スパイは諦めて、こちらもコンピューターに頼るのです。必要なのは情報ですから、なるほど人工知能のほうがスパイに向いているっちゃ向いているのでしょう。

人工知能スパイは、何も最近始まった話ではありません。1984年の政府関連書類には、すでに人工知能を諜報活動に利用していくことが記されていました。

人工知能が完全に取って代われば、色気で迫るスパイや、スパイと知らずに恋に落ちてしまうお姫様なんてドラマはなくなってしまいますね。まぁ、ドラマが欲しければ、これもまたAIがいいやつ書いてくれる日も、そう遠くないんでしょうね。
https://www.gizmodo.jp/2018/05/ai-may-bespy.html

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