日本人に欠けたもの「サバイバル力」の回復を | 中谷良子の落書き帳

中谷良子の落書き帳

核武装・スパイ防止法の実現を

産経新聞、平成28年4月20日、オピニオンの記事。

こういう感覚は今を生きる方々など理解できないでしょうね。まず忍耐力、精神力の乏しさといえば深刻な状況。


●曽野綾子の透明な歳月の光「日本人に欠けたもの「サバイバル力」の回復を」

あっていいということではないけれど、日本は災害に遭う度に、人々の立派さを見せる。あるいは国力のあることを示し、しかも災難を教訓に換える能力も見せる。

しかしテレビでは識者が、政府の手当てが遅い、と言っている。

私はこれでもすばらしく早い、と思っている。

多数の被災者を何日も飢えに耐えさせるようなこともしていない。

大局の治安も乱れず、地方の隅々まで、大型小型の重機があるから、災害の片づけが信じられないほど早く進む。

自衛隊の給水車が、蛇口つきのビニール袋に詰めて渡しているのを見て、日本にはああいう便利なものの用意があることを感心していた外国人がいた。

ヨーロッパの国では見たこともないものだ、という。

日本のマスコミには不思議な人が集まっていて、自国の政府の美点を言うと、そういう人は総理の「お友達だ」とか、与党へのおべっか遣いだと言う。

国民が民主主義の原理に従って合法的に選んだ政府に関して悪口しか言わない。

ともかくも、被災民に食べさせ、飲ませ、医療にかかれるように配慮できていることを、なぜよしとしないのだろう。

しかし私からみて、この能力の高い日本国民に欠けているものもある。

災害時などに問われる「生き残り(サバイバル)の力」である。普段の豊かな暮らしが、その能力を奪っているのだろう。

この人生には、思いもかけない不幸が襲うこともあるのだ、という当然の哲学を、学校も親も教えないらしい。

その時に人間を失わず、自力で生き延びる技術を持っている人は、今極めて少なくなった。

智の蓄積のある年寄りまでが「まさか熊本がこんなになるとは思いもしませんでした」などと言う。

どこにでも、どんなことでも起こり得るのが人生なのに。

若者たちに必ず、戸外か、敷物や布団などもないただの床の上に寝る夜を体験させた方がいい。

水というものは1日何リットルいるか。

電気釜がない時、米と水の量はどれだけの比率で炊けるか。

電気がなくなったら随時ブロックや石を利用して煮炊きをすることを思いつかせなければならない。

汚い水を安全に飲む方法を教えることも必要だ。

健康な成人や老人たちが、坐して食物の配布を待つ光景はあまりにも情けない。

被災時には、被災者といえども何らかの任務を与えられて働く光栄を分け与えられるべきなのである。

アフリカでは、人は必ず石3個をラクダに積んで荒野の旅に出る。

立ち止まった所に石3個を置けば、すなわちそこが竈になり鍋やヤカンをかけられる。

小刀も必ず携行し、肉を切り、もし付近に燃料になる草木があれば切り取って使う。

人間はそうとう長い間食べなくても、風呂に入らなくても、立派に生きている。

しかし私のような年の老人は災害をきっかけに、ストレスで死亡することはあるだろう。

それは生物の必然で、特に悲劇ではない。

【熊本地震】自衛隊に「がんばり賞」熊本・西原村の子どもたちが手作りの賞状贈る
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0420/blnews_160420_0383929249.html

【熊本地震】オスプレイ叩き報道に被災者から怒りの声「自分たちこそ『露骨な政治的パフォーマンス』をしているのではないか!」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160420-00000503-san-pol

共産党、被災地支援と選挙勝利と党躍進に使う予定だった募金を全額熊本へ
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-04-20/2016042015_01_1.html


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中国国家主席習近平氏は、2015年、何度も、台湾のアジアインフラ投資銀行(AII­B)加入を歓迎すると表明しましたが、参加する名義に関しては言及していません。『中­国時報』もまた、台湾総統選の前には、台湾の参加を要請していました。当時の言い方は­、「適切な参加方法」でということでしたが、現在、その方法は確定されました。



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