妄想独り言… -4ページ目

妄想独り言…

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同僚と朋美が会話をしている中に入らなくてはならない状況に追い込まれた時もある…
朋美が楽しく過ごしている事を知らせるSNSを目にしてしまう時もある…

また、亮治の大切にしていた乗用車が故障し、直らないと知らされた時もあった…
また、生涯付き合わなければならない奇病、三大痛の一つとされる群発頭痛と医者に診断もされた…

黒い悪魔の翼は幾重にも幾重にも包み込むのである。
亮治は黒い悪魔の翼、深い闇の中で泣き、悲しみ、苦しむしか出来なかった。


そんなある日、亮治の同僚と後輩に上司から、会社にとって必要とされる管理者になる為の国家試験を受けるよう指示があった事を亮治は知らされた。
しかし、亮治にはその指示がされなかったのである。

亮治はそこでも悩んだ。
俺は誰からも必要とされてはいないのではないか…
何からも必要とされてはいないのではないか…
亮治に黒い悪魔の翼が幾重にも包みこんできたのである。


亮治は悩んだ。
悲しみに包まれながら悩んだ。
仕事をし続けながらも悩んだ。
涙で頬を濡らし、目が腫れあがるほど悩んだ。
仕事をしながら涙を流し悩んだ。

亮治の仕事場は、朋美の仕事場でもある。
亮治は朋美の事を忘れたくても朋美が視界に入ってしまう。
忘れられない…

楽しく過ごした日々を思い出してしまう…
亮治は朋美を忘れられないでいる…
楽しく幸せだった日々を忘れられないでいる…
忘れられない…

亮治はそんな想いを心の中に持ち続け、治る事はないだろうと思う深い傷を眺める事しか出来ない日々を過ごしていた。