そんな中亮治は、一人の男のSNSを見付けた。
宮本である。
宮本は15年前に自身で会社を立ち上げ、一人で奮闘するなか亮治と出会い、亮治を誘い会社を築いてきた人物である。
亮治と宮本は一緒に走り続けていたいわば戦友である。
戦友といっても、互いの性格は水と油、互いに相入れる事は殆ど無い二人、戦友でありライバルであり宿敵の様な関係であった。
10年前に亮治が宮本の会社を退職したのも、些細な事から喧嘩になり、亮治は宮本に対して啖呵を切って辞めていったのである。
その宮本のSNSに載せてある日記を見付け、亮治はやはり懐かしさと羨ましさ、自身の虚しさを感じ、また一人下を向き俯く事しか出来なかっのである。
亮治は例の様に宮本にも友達申請を行いPCを閉じた。