【 雨はやむ 】 6話 | 妄想独り言…

妄想独り言…

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人は今が苦しい状況、辛い状況の時に、自分が輝いていた昔を懐かしみ振り返り、少しでも今の苦しみを和らげよう、一瞬でもこの心の痛みから逃げ出そうと考えるものである。

亮治もそうであった。
やり甲斐を持って走り続けていた時代の友人達が、SNSに載せている日記や写真を一人一人見付けては当時を懐かしみ、今も変わらず楽しく生きている事を見ると、羨ましくもあり自分が哀しくなるのを感じていた。

その友人達一人一人にSNSの友達申請を行い、亮治自身はまだ別の世界で生きている事を知ってもらいたかったのである。