3.27 K-1MAX 予想(3)
スーパーファイト
ジョルジオ・ペトロシアン vs 佐藤嘉洋
その強さからK-1MAX歴代最強の声高い王者ペトロシアン選手。
対するは世界の強豪と互角に戦える唯一の日本人、佐藤嘉洋選手。
ペトロシアン選手は自分の得意な距離を保ちながら戦う選手。
相手が下がれば自分が前に出て圧力をかけ、
出てくる相手には同じ分だけバックステップで下がり常にその距離を崩しません。
そして優れた動体視力で相手のパンチをことごとくかわし、
隙間を通すようにして鋭い攻撃を突き刺す。
昨年はクラウス、サワーの歴代王者すら全く寄せ付けない圧倒的な強さでした。
佐藤選手は的確な攻撃を浴びせ続けて相手を疲弊させ、
下がった相手を休ませることなく追い討ちをかけていくのが勝ちパターン。
昨年の城戸戦では余計なダウンを貰ってシーソーゲームのような試合になったけど
中盤以降の圧力から最初のダウンに繋げる展開を見ると
内容的には佐藤選手の圧勝といえる試合でした。
今のMAXでペトロシアン選手に勝つ可能性が一番高いのは佐藤選手だと思います。
ペトロシアン選手が得意とする距離は佐藤選手から見ても攻撃しやすい距離。
ここで後手にまわらずに主導権を握れるかが重要になるでしょう。
ペトロシアン選手は出てくる相手に対しては圧力で対抗するようには見えないので
佐藤選手はガードを固めていつもどおりに自分が前に出る試合を展開したい。
顔面への攻撃はなかなか当たらなくても、
城戸戦で見せたボディへのストレート、ローキックなどは有効な武器になるでしょう。
確証はないけどペトロシアン選手はそれほどローの耐性は高くないように感じるので
佐藤選手のローが数発当たれば目に見えて足を引きずるまでは至らなくても
あの絶妙なステップワークに支障が出るくらいの変化があると思います。
ペトロシアン選手の完璧な歯車を少しづつ狂わせていきたい。
だけど左のローキックは掴まれてからの強烈な左ストレートに繋げられそうなので
右のインローを多く蹴っていった方がいいのかな。
佐藤選手の攻撃に対してペトロシアン選手が後退してくれれば
佐藤選手としては戦いやすい。
気を付けなければいけないのはペトロシアン選手のジャブやストレート。
佐藤選手が苦手としている直線的なパンチはペトロシアン選手の最大の武器。
ローキックへのカウンター、早いステップからのワンツーにはしっかりと対応したい。
佐藤選手が首から下への攻撃で崩されるとは思えないので
そのストレート系のパンチをある程度防げれば勝機は十分にあると思います。
ローキックやボディへの攻撃で圧力をかけ続け、あわよくば右のストレート、
というのがペトロシアン選手が敗れる時の僕のイメージ。
この試合は佐藤選手が勝つと思います。
3.27 K-1MAX 予想(2)
第三試合
中島弘貴 vs TATSUJI
MAX初参戦の中島選手は昨年のKrushというキックイベントの
70kg級トーナメントで優勝して今回の出場権を獲得した選手です。
現在21歳。これまでの戦績は11戦無敗の期待の新鋭。
TATSUJI選手はこのトーナメントは今回5度目。過去に2度の準優勝があります。
昨年は山本優弥に一回戦で敗れたものの
得意とするパンチのその回転力はさらに増していたように感じました。
中島選手の試合を僕は観たことがないけど
パンチでガンガン前に出るタイプの選手らしいです。
TATSUJI選手もパンチには自信を持った選手なので
この試合はきっと激しい打ち合いになるのでしょう。
判断材料が乏しいので勝敗の予想はしにくいけど
中島選手のこれまでの戦績、対戦相手を見ると
このトーナメントに出るほどの相手とはまだ戦っていません。
TATSUJI選手も抽選会で選ぶ枠がたくさんあったにも関わらず
中島選手の隣を選んだのを見ると自信があるのでしょう。
という事でパンチャー対決はTATSUJI選手が勝つと予想。
でも中島選手がここを勝ち上がれる逸材だったら面白いなーって思ってます。
第四試合
日菜太 vs 山本優弥
一回戦で最も注目のカード。
昨年のトーナメントでは城戸選手を破り、
10月にはマイク・ザンビディス選手にも勝利した期待の新世代、日菜太選手。
対するは昨年はノーマークだったものの接戦に次ぐ接戦を勝ち上がり、
MAX世界大会でベスト4まで上り詰めた山本優弥選手。
記者会見で優弥選手は日菜太選手の事を
“戦いやすい相手”と評していたけどそれは得意なタイプという意味ではなく、
相手がしてくる事がハッキリと分ってるので自分がするべき事も明確、
そういう意味での戦いやすい相手という事だと思います。
優弥選手はどれだけ蹴られてもパンチ、ローで辛抱強く前に出続けて
相手をコーナーに詰め回転の速い左右のパンチを叩き込みたい。
対して日菜太選手は得意の左ミドルキック、膝蹴りなどで
相手の右腕、腹を効かせて圧力を削ぎ落としたい。
日菜太選手は優弥選手のように圧力をかけて前に来ようとする相手とは
これまで何度も戦ってきていると思います。
昨年のアスケロフ戦なども大きな経験になっているでしょう。
逆に優弥選手は日菜太選手のようなサウスポーとは対戦経験が乏しいはず。
なので、というには根拠がちっと薄いけど
注目の一戦は激戦の末に日菜太選手が勝ちあがると予想します。
3.27 K-1MAX 予想(1)
トーナメント一回戦
第一試合
龍二 vs 城戸康裕
龍二選手は一昨年の日本トーナメントに参戦し、その時は一回戦で敗退。
一方の城戸選手は同じトーナメントで優勝しています。
今大会も優勝候補一角の城戸選手だけど、
この試合はそれほど簡単ではないと思います。
龍二選手はパンチを中心に圧力をかけて前へ出るタイプ。
その圧力の強さはこのトーナメント出場者の中でも随一だと思います。城戸選手は一発一発のキレは鋭いけどパンチで押しまくるタイプではないので
決定的な攻撃を与えられなかった場合は前に出てパンチを振るう龍二選手の方が
ジャッジへの印象が良くなるのかなって気がします。
龍二選手は相手の膝蹴りに気をつけながらも距離を詰めて乱打戦に持ちこみたい。
城戸選手は蹴りを得意とする選手。
でも記者会見でのコメントを聞く限り、
“パンチでも俺は負けねぇぞ!”と言わんばかりの自信を感じます。
昨年の対佐藤戦で見せた序盤の左のパンチ、
そしてダウンを奪った右ストレートにより磨きをかけてるのかな。
城戸選手もパンチがあるので二人の打ち合いは面白そうだけど、
簡単には乱打戦には持ち込ませずに
左ジャブやローキックで相手の出足を止めたい。
運任せの一発狙いではなく
自分から試合を組み立てた上で効果的な一発を決めて欲しいな。
予想が難しいけど期待込みで城戸選手が勝つとみた。
第二試合
小比類巻太信 vs 長島☆自演乙☆雄一郎
過去三度、このトーナメントを制して昨年も優勝した小比類巻選手。
長島選手は昨年からK-1に参戦している異色のコスプレファイター。
タイプ的には第一試合と少し似た構図。
パンチで責める長島選手とそれを迎え撃つコヒ選手。
でも二人の技術、経験を比べ見てコヒ選手が遅れを取る要素は少ないと思います。
実力的には圧倒的にコヒ選手が有利。
それでも何が起きるか分らないのがコヒ選手の試合。
アニメオタクに負けたらどうしよう的なマイナス思考にとらわれたら
数年前にアンディ・オロゴンに敗れたような波乱が起こるかも。
長島選手はここ2試合は秒殺KO負けが続いているので
ここで格上の相手を破って復活を印象づけたい所。
ラッシュを浴びせ相手が防戦一方になるくらい押し込みたい、かな。
最近の長島選手の試合ではあまり攻撃が見られなかったので
どう攻めるのか、正直ちょっとわからない。
ただ長島選手が猛ラッシュを掛けたとしても
コヒ選手は真正面からそれを打ち破る力を本来は持っていると思います。
精神面での課題があるコヒ選手だけど日本人にはいつも強いので
この試合はコヒ選手が勝つと予想。