ゴールデンウィークとオウゴンオニクワガタと昆虫標本について☆ | 司法書士講師・三枝りょうのブログ

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司法書士試験の受験情報を中心に、日々考えたことを書き連ねていきます。

皆さんこんにちは,司法書士講師の三枝りょうです。

 

STAY HOME & STUDYING AT HOME
横溝慎一郎先生より拝借しています。https://ameblo.jp/mizo-pan/
時間があるなら資格の勉強をしましょう。は,当方からのご案内です。

ゴールデンウィークって何ですか。この言葉がこれほど虚しく響く時が来るとは。まさに未曾有の事態です。
こういう時に身近じゃない何かに絡んだり,言い負かそうとして,得になることは1ミリもありません。『うちはうち。よそはよそ。』 です。無駄に関わらぬが吉です。

これだけ時間がある訳ですから,国家資格試験の勉強をしない手はありません。
今後の世界的な不景気の影響を受けない業界はないでしょうけれども,2020年4月末日時点でダメージを受けている司法書士事務所はごく少数です。ってゆーか当方は知りません。

先日,東京司法書士会江戸川支部・支部長様に往来でばったりお目にかかりましたけれども,これから銀行で仕事だと仰っていました。
『そのうち研修会講師お願いしますねー。』 的な,気持ちのこもらない社交辞令がスラスラ出てくるくらい元気そうでした。
嘘です。とても誠実な司法書士さんです。気づいたら支部の名簿から抹消されていたら地獄です。

さて。

資格の勉強が気が向かない人は,昆虫標本を作りましょう。当方とともに。
他にすることがありません。

九州在住の虫友・くまさんからいただいた 『オウゴンオニクワガタ』 が寿命で死んだ話はいたしました。
まずはその生存時の画像を過去記事からご覧ください。2020年4月19日記事です。

 



で。こちらがご遺体と申しましょうか,死骸です。
死後すぐに昆虫標本制作に取りかかれるほどスケジュール調整が上手でないため,しばらく冷凍庫で保管していました。ジップロックに入れて。

キバ(大顎)や触覚は閉じ,肢もあらぬ方向へ向いています。
この 『いかにも』 な状態の死骸を,いかに生前の元気な様子に近づけるかが標本制作の醍醐味です。
昆虫学者でないため学術的なあれはいざ知らず,愛好家としてはそうなります。


 

死体は硬直しているため,お湯で関節等を柔らかくします。
人差指を第一関節まで突っ込んで 『ちょ熱っ!!』 くらいが丁度いいです。待つこと30分から1時間です。

 

 

甲虫の上翅はめちゃくちゃ硬いです。

力の入れ方を失敗すると針が曲がります。

 

 

この階段状の器具を 『平均台』 と言います。体操選手が好むあれとは違います。好んでいるかは不明ですけれども。
標本やラベルの高さを揃えるためのツールです。揃うことの美しさを教えてくれます。

 

 

 




ピンセット等を使用して収縮した触覚を引き出します。
そして昆虫針で留めていきます。ピンセット以外に 『有柄針』 があると便利です。ゆうへいしん。

 

 

 

 

 

 

 


 

上に向かって威嚇している姿勢が好みです。
それになるべく近づけます。

 



肢の先の部分を跗節(ふせつ)と言います。
本個体は,跗節取れがないまま死んだので,肢先まで美しく残すことが可能です。先端は鈎上の二股になっているので,当該箇所も広げて力強さを表現します。

 



こんな感じでいかがでしょう。
当方はあまり昆虫針を使用しない方です。細かい動きに更にこだわる人は当方の倍くらい針で留めます。

あとは,半透明のプラスチック製の衣装ケースに大量の 『水とりぞうさん』 と 『ムシューダ』 を投入済みの三枝家特製 『乾燥箱』 に投入して待つこと2か月で完成です。

防虫剤さえ絶やさなければ半永久に保ちます。
実は,乾燥後に昆虫針を外す工程がもっとも難度が高いのですが,それはまた別の機会にお話します。

以上,司法書士三枝りょうこの優雅な休日です。
昆虫標本づくりはちょっとあれだなぁ,と思ったあなた。それ正しいです。
やっぱり資格の勉強をしましょう。『気が向かない』 とか言っている場合ではありません。
人生が変わってしまうような事態が生じている時こそ,敢えて自ら人生を変えに行くことをお勧めします。それくらいじゃないと,やってられません。

 

 

 

 

 


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