増収と特段の事情と玉砕覚悟とお試し受験と闇雲と文月について☆ | 司法書士講師・三枝りょうのブログ

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司法書士試験の受験情報を中心に、日々考えたことを書き連ねていきます。

皆さんこんにちは,司法書士講師の三枝りょうです。


早速ですが,問題です。
金1億7403万2,000円。これは何の金額でしょうか。
直感でお願いします。


チッ


チッ


チッ


ポーン


【正解】受験料の総額
21,754 * 8,000 = 174,032,000


先に述べた とおり,平成27年度司法書士試験の受験料は大幅値上げで金8,000円に。
これも先述のとおり ,今年の出願者数は,21,754名です。
受験者数が大幅に減少しているにもかかわらず,約金1200万円も増収です。凄いなと。


という訳で。というもの変ですけれども。
本年度の試験の申込みをされた人は,特段の事情がない限り,午前/午後すべての科目を受験してきてください。
特段の事情とは,たとえば近いご家族に不幸があり喪主を務めることになった,くらいでしょうか。それほど簡単には認められません。


毎度厳しい言い方で恐縮ですが,経験則上申し上げますと,『出願はしたものの学習の進捗状況が芳しくないため棄権』 という受験生は,来年の合格もおそらくないので悪しからずご了承ください。
玉砕覚悟でも現実から目を逸らさない者だけが合格というゲートに近づくことができます。


『アタシお試し受験なんですけど。』 という受験生さまもいらっしゃることでしょう。民法までしか学習していませんよ的な受験生です。
それでも尚,一日すべて16時まで受験してこそ 『お試し受験』 の意味があります。


何故か。
『あまりに長い180分』 が 『あっという間の180分』 に変わるのだという体験が翌年に生きるから。です。


民訴/民執/保全/供託/書士/不登/商登,以上午後の択一式科目です。
不登及び商登は,択一式に加えて記述式もあります。各1問。
これらの問題を午後1時から4時までの3時間で解答します。


民執って何ですかという状態で過ごす3時間の長さと申しましょうか体感値は異常です。
が,しかし,来年は解答しなければなりません。そして,来年の7月までにパーフェクトな学習ができているとは限りません。
したがって,解けないなりに35問すべてマークすることで60分は時間を消費することが可能です。


残りの2時間は,記述式に臨んでください。
イメージとしては,自身が合格後にクライアントから問題のような案件を持ち込まれたらどのように対処するか,です。
こちらも近未来に現実のものとなるので,『う~ん,どうでしょう』 では商売にならないぞという意識で対応することが肝要です。


今年は闇雲にやってみる。
それで十分です。ってゆーか,それだけは必ず実践してください。
『あっという間の180分』 についてはじきに体感するのでここでは述べません。


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July です。文月。

7月がやって来ました。


司法書士受験生さま,最後の最後までもがいてください。

そのがんばりが1問正解を呼び込みます。その積み重ねです。

応援しています。