懲戒処分事例と全部事項証明書とM字開脚と印鑑証明書とショートケーキについて☆ | 司法書士講師・三枝りょうのブログ

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司法書士試験の受験情報を中心に、日々考えたことを書き連ねていきます。

皆さんこんにちは,司法書士講師の三枝りょうです。


さっぶ!!何ですかこれは。
東京在住の司法書士受験生さま,体調崩すと大変なことになります。
受験生も個人事業主もカラダが資本です。


さて。
月報司法書士 というマニア誌の後ろのページに 『懲戒処分事例の好評』 というコラムがあります。
公表です,マニアたちには好評です。それ以外にもそこかしこに誤りがありますが,適宜,校正の上読んでください。


2015年2月号の当該コラムに,岡山県の戸川何某という司法書士が業務禁止処分に処せられたという記事が掲載されていました。
メインと申しましょうか,もっとも 『ダメ!絶対!!』 の部分は預り金の横領でしたが,それはここでは置いておいてですね,私が凄いなと感じたのは,受任した登記申請を放置しておいて,クライアントに 『終わったんか?!』 と追及されて困った挙句に全部事項証明書を偽造してFAXしたという部分です。


全部事項証明書とは,一般的に申し上げると,登記簿謄本です。
とうきぼ・とうほん。


司法書士は,不動産登記にせよ,商業登記にせよ,受任した登記申請手続が完了した場合,M字開脚をして,『ほうらよーくご覧なさい。あぁ,あぁっ!恥ずかしい!恥ずかしいけれど,ご主人様に頼まれて申請したアレ,ここにちゃんと載ってますけど何かっ!』 的に全部事項証明書,司法書士の業界では 『完了謄本』 と称したりもするようですけれども,それをモロモロの書類とともにクライアントに提供します。
いわゆる 『ご主人様へご納品の儀』 です。そう称したりはしません。


その。そのいわゆる登記簿謄本を偽造するとは。です。
資格スクールの記述式答練の作問担当者かと。凄いなと。


ご案内のとおり,近年の司法書士試験午後の部記述式問題は,文章で書かれた事実関係に加え,『別紙』 といわれる,『モノホンに近い書類』 が4つも5つも提示され,そこから事実/法律関係を読み取ってあれしろという形式により出題されます。
もちろんその中には,『本物の全部事項証明書に近いもの』 が含まれます。
したがって,資格受験予備校も,答案練習会,いわゆる 『答練』 の問題を作成する際はそれに倣って,全部事項証明書や住民票の写しや印鑑証明書などを偽造して問題文に掲載します。偽造ではありませんけれども。


りょうこ先生も 『登記記録例集』 というマニア向けムック本と首っ引きで別紙形式対応版の記述式問題を作成することもあります。
したがって,上掲の事件を読んで 『アタシも作ったことある!』 と思ったり思わなかったりしました。


いや,違います。
すっかり 『感想文』 ですが,りょうこ先生が書きたかったのはこれではありません。しかしデリートはしません。
司法書士業界全体のイメージを損なうことがあってはいけない,という話をします。明日。
いわゆるところの 『また日を改めて』 というあれです。えぇ。


世の中に 『一人焼肉』 『ひとりカラオケ』 その他,お一人様シリーズなるものがあるようで。
りょうこ先生も挑戦してみました。



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ひとりケーキです。
伊勢丹新宿店の地下1階のジャン・ポール・エヴァンです。

百貨店のケーキコーナーで1つだけ購入してみました。

ココロを鍛えるために。


もちろんですね,係りの者には尋ねられました。
『他に何かございますか?』 と。
『いいえ結構です。』 と。
『かしこまりました。』 と。


しかしですね,ショートケーキ1個金685円です。
物価って何ですか。


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