皆さんこんにちは、専任講師の三枝りょうです。
私は良い講座がすきだ。
だから、佐々木先生にはこれからも、受験生に自信を持って紹介できる講座だけを制作・提供していってほしいと思います。
私はいわゆる『裏ワザ』的な講座は担当したことがありません(1回くらいあったらごめんなさい)。
理由は簡単。司法書士試験は『裏ワザ』で合格できるほど甘くはありません。
あと、センセーショナルなタイトルだけ付けて、レジュメは既存の物を使いまし、切り売りして、受験生から小銭を巻き上げるようなマネは決してしたくない、ということもあります。
合格を望む受験生に、『この(程度の)講座を受講すれば何とかなるのか』と誤解を与えることも避けたかったです。
『担当 三枝りょう』
という記載は、私にとっては非常に重いものです。
もし、この部分、つまり私(が担当する講義だから効果があるだろうということ)を信じて申込みをした受講生さまを裏切るような講義をするくらいなら、死んだ方がましだ、ということです。
あ。誤解のないよう、補足しておきます。
LECの司法書士試験『裏技講座』(今なら『道場』ですか)が、タイトルばかりのレジュメ使いまわし切り売りカツアゲ講座だ、と言っているわけではありません。そうじゃないのですよ。
ただ、私がLECから提示された条件の下、もし裏技講座を企画・提供することになると、どうしてもそうなってしまう可能性が高いので担当しなかった、という話です。分かりますか。
私たちは、資格を前提に専門職として仕事をしています。
『司法書士』か『ただの有資格者』かという形式的な問題ではありません。
職業倫理。
だからこそ、より高い職業倫理観を持って仕事をしていく必要があると考えます。
違法じゃないから良い。
売れれば良い。
買いたい人がいるんだから良い。
果たして本当にそうなのでしょうか。人生かけて信じてくれている受講生さまの前で胸を張っていられるのでしょうか。
仮にクライアントがそういう姿勢であったとして、どのような対応をしていくべきか。
プロであり、法律家である我々に課せられた課題であると考えています。
目的が手段を決定する。
ありふれた言葉ですが、好きな言葉です。
目的『受験生を短期で合格させること』
目的『受講者数・売上を上げること』
佐々木ひろみ先生には前者を目的とし、講師として、いや講師だからこそできる、より良い手段、すなわち講座を受験生に提案していってほしいと願います。
ホスト通いとおんなじくらい、がんばってほしいと願います。