高知県梼原町~1 | moonさんの気まぐれブログ

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備忘録のように綴っていきます。

梼原(ゆすはら)、この地名も好きです。

 

梼原と言えば、龍馬ファンにとっては何と言っても「坂本龍馬脱藩の道」です。

龍馬が梼原から伊予に抜けて行った脱藩ルートで有名です。

この道を歩いてみたくて、十数年前にも行ったことがありました。

 

 

梼原町は町の面積の90%以上が森林で、四国カルストに抱かれた山間の小さな町です。

今、梼原といえば林業の町、建築家・隈研吾氏の建築が世界で最も多く集まっている町でもあり、世界の注目を集めています。

私が以前行った頃にもあったのは、総合庁舎くらいでした。

それでもやはり電線のない空の広い通りは変わっていなくて、歩きながら何とも言えない郷愁と町の暖かさとで胸が熱くなりました。

 

 

 

ゆすはら座

ゆすはら座は、昭和23年(1948年)に梼原町の町組によって北町に建設された建物で、平成7年(1995年)9月に東町に移転復元したものです。この建物は、大正時代の和洋折衷様式を取り入れた建造物で、モダンな外形に花道のついた舞台、2階の桟敷席、天井の木目の美しさ、また、高知県下では唯一の木造りの芝居小屋で、芝居や歌舞伎、映画上映など住民の娯楽の殿堂「梼原公民館」として親しまれてきました。

維持運営上の問題から、一時は取壊しの決議がされましたが、各方面からこれを惜しむ声が高まるとともに、梼原町にとっても価値ある貴重な建物であり、平成6年(1994年)12月5日町保護有形文化財に指定し、移築して保存することになったものです。
 

この運動には、梼原公民館の木造建築に感銘を受けた建築家・隈研吾氏も携わっており、自身の木造建築のルーツは梼原町であるとお話しされています。

 

2階席

 


ここから隈研吾氏と梼原町の関係が始まることになります。

 

 
 
梼原産の木材を使って、梼原町に様々な施設が作られました。
 
梼原町の隈研吾氏建築物
 梼原町総合庁舎(2006年)
 まちの駅「ゆすはら」(2010年)
 梼原町立図書館 (雲の上の図書館)(2018年)
 YURURIゆすはら(2018年)
 雲の上のギャラリー(2010年)
 雲の上のホテル(1994年~2021年)※現在建替のため更地になっています
 
 
梼原町総合庁舎
全面に梼原産のスギ材を使っていて、木のぬくもりを感じられる建物です。
以前行ったとき、この総合庁舎の2階に観光協会があり、
事前にメールでいろいろ教えていただいた観光協会の方と待ち合わせした場所でした。
あまりにモダンな建物で、前の駐車場にいた方に「ここ役場ですか?」と聞いたことを懐かしく思い出しました。
 
 
内側から
 
 
まちの駅「ゆすはら」
外壁に用いられている茅(かや)は、通気性・断熱性に優れ、隈氏が、町内の伝統的な茅葺屋根に学び設計されたそうです。
梼原町の特産物やお土産なども揃っています。
雲の上のホテル別館として宿泊施設も兼ねています。
 
続きます。