今日、阪神競馬場で行われたG2レース「フィリーズレビュー」で南部町・佐々木牧場生産のマイネレーツェルが勝利!
11番人気という評価を覆し、4月13日に行われるクラシック「桜花賞」へ名乗りを挙げました。
しかも、青森県産馬の重賞勝利は02年の「ラジオたんぱ賞」(当時)以来の快挙!!
青森の馬産にとってすばらしい朗報!
7月のデビュー戦を快勝したレーツェル。その後はオープンレース、重賞でも好走を続けていました。
レースは早いペースで流れ、後方を追走していたマイネレーツェル。
しかしそこから怒涛の追い込み!最後はハナ差での待望の重賞勝利でした。
この勝利に驚いて、佐々木牧場さんへお祝いの電話・・・
(「ホースマン」で何度も取材にご協力頂いておりました)
が・・・、話し中でつながらない!
きっと各方面からのお祝いの電話が鳴り止まないのでしょう。
何度かかけ直していたら、佐々木牧場・佐々木秀一さんが出てくださいました。
『人気も低かったし、体重も減っていたから気楽にテレビで見ていました。4コーナーを回ってもまだ後ろだったけれど、そこからアレヨアレヨと伸びてきたからビックリしてしまって・・・。嬉しいよりもとにかく驚きましたね』
桜花賞には応援に行かれるんですか?
『行きたいところだけど、これから仔馬の出産と種付けがあるから・・・。生き物相手だからこればかりは仕方ないね。父親がまだ元気だから応援に行ってもらおうかな』
佐々木牧場さんは繁殖牝馬3~4頭のご家族で経営されている牧場。
ですが、土曜日の中山1レースでも生産馬が勝つなど、頭数は少なくても勝率はとても高い牧場なのです。
生産牧場にとってはこれからがまさに1年で一番忙しい季節。
出産しそうな馬がいれば交替で見張り、繁殖牝馬を種付けに北海道へ連れていっていきます。
愛馬の晴れの舞台ですが、またこれから産まれてくる命のために休む暇はないようです。
ですがその佐々木さんの想いがぜひレーツェルに届くように・・・。
さぁ、サラブレッドにとって一生で一度のクラシック「桜花賞」。
青森県産馬ひさびさのクラシック制覇が成るのか。(グリーングラス以来?)
4月13日を楽しみに待ちましょう。
ちなみに写真は昨年の2月に取材で伺ったときの写真。
(残念ながらレーツェルではありませんが)