産前に知人が
「赤ちゃんはKY(空気が読めない)」
と、言っていたのですが、
その当時は、
「そうなんだ~」
とくらいにしか思っていませんでした。
実際に子どもが生まれた後の
私の個人的な感想を申しますと、
赤ちゃんはKYではないように思います。
というのも
我が子の様子を見ていると
「よく周りを見ているなぁ」
と思うことが多いのです。
普段はよく笑い、よく怒り、よくしゃべる子なのですが、
電車の中や病院の中では静かにしていてくれていて、
「どうもここは静かにしておいた方がいいみたい」
と状況判断しているようなのです。
ですから、
私も一緒にいろんなところに連れていきやすく、
ちょっとした長距離移動や
着物の求評会などの静かなところにも
割と気兼ねなく連れて行くことができます。
その代わり、
できるだけ家では子どもの欲求に応えているつもりです。
少し具体的なことを申しますと、
手を広げて「抱っこ!」と言わんばかりに
「だ~だ~!」「う~!う~!」
と言っている時は、
他のことをしていても抱っこしています。
抱っこしてほしい気持ちが強く、
さかんに抱っこをせがむときは、
片腕に抱っこしたまま、
料理をしたり、洗濯をしたりすることもあり、
安全には気をつけてはいますが、
やはり怖いし、腕にもかなり負担がくるので、
「早くおんぶができるようになればなぁ」
なんて思っていた時期もありました。
ただ、しばらく抱っこをしていると落ち着くのか、
「少し腕が疲れたから、寝かすね~」
と言って、
横にするとまた自分で遊びだします。
子育てを終えた
人生の大先輩の方々がよく
「もっとかまってあげればよかった」
「もっと抱っこしてあげればよかった」
とおっしゃっているのですが、
ほんと、子どもが抱っこしてほしいと思っている時に
ちょっとでも抱っこしてあげれば、
赤ちゃんでも状況をみて我慢してくれるし、
こちらの気持ちに応えようと頑張ってくれるのだなぁ
と、しみじみ思います。
赤ちゃんもそういうところは、
大人と同じなのかもしれませんね。