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一日の大半を自宅のデスクで過ごし、パソコンの画面に向かって言葉を紡ぐ在宅ワークの毎日。仕事に深く集中している時間はとても充実していますが、締め切りや構成のあれこれを一旦すべて忘れて、ただ「自分のためだけ」に時間の流れを忘れるほど何かに没頭したくなる日があります。

 

誰かに会いに遠くへ出かけるのも素敵ですが、静かな暮らしを愛する私にとっての至福の過ごし方は、お気に入りの道具に囲まれたいつものワンルームで、自分だけの世界に深く潜り込むことです。今回は、私が時間を忘れて一日中ずっと没頭してしまう、3つの小さなお楽しみについてお話しします。

本のページをめくり、物語の深海へ潜る「読書」

 

まず何よりも私を、時間を忘れる旅へと連れて行ってくれるのが、昔から大好きな「読書」です。

普段選ぶお洋服やインテリアのように、落ち着いたダークトーンの部屋の中で、お気に入りの渋いうつわに温かいほうじ茶を用意したら準備は完了。ひとたびミステリーやファンタジーの厚い本を開けば、そこはもう日常とは完全に切り離された別の世界です。

 

登場人物たちの運命にハラハラし、張り巡らされた伏線に息を飲みながらページをめくる手は、誰にも止められません。「あと1章だけ、この区切りのいいところまで」と自分に言い聞かせつつも、気づけばマグカップのお茶はすっかり冷め、窓の外の光が西へ傾いていく……。そんな風に、物語の深海へ一日中どっぷりと浸る時間は、私にとって何よりの心の特効薬です。

言葉を忘れ、線と色に意識を集中する「絵を描く」

 

2つ目は、普段の「文字を書く」仕事とは全く違う脳みそを使う作業である「絵を描く」ことです。

私はプロのイラストレーターではありませんが、頭の中に浮かんだ美しい風景や大好きな動物たちの姿を、白い紙の余白に少しずつ描き起こしていく時間がとても好きです。文字の意味や論理的な文章構成から解放され、ただ目の前の線や色のバランスだけに意識を向けていると、カチコチに固まっていた頭がふっと緩んでいくのを感じます。

 

うまく描こうと気負うことなく、手元の道具を動かしながら「ここはもう少し深いアースカラーがいいかな」「あ、少し表情が優しくなったな」と試行錯誤を重ねていると、これまた驚くほどのスピードで時計の針が進んでいきます。完成したときの達成感よりも、その「ただ手を動かして集中する」プロセス自体が、私の心に豊かな余白を届けてくれるのです。

長い冒険をじっくり味わう「ゲームをする」

 

そして3つ目が、ひとつの世界観にじっくりと引き込まれる「ゲームをする」時間です。

昨今の作品は、まるで一本の壮大な映画を自分が主人公になって体験しているかのように、物語や世界観の作り込みがとても繊細で魅力的です。キャラクターたちの成長を静かに見守り、少し難しい場面で「どうすればここを突破できるだろう」とじっくり戦略を練っている時間は、大人になった今でも胸がときめきます。

 

誰と競うわけでもなく、一人暮らしの静かな部屋で、自分のペースで好きな世界を少しずつ旅していく。日常の雑音から完全に離れてゲームの画面に向き合う時間は、知らず知らずのうちに溜まっていた心の疲れを綺麗にリセットしてくれます。

こうして振り返ってみると、読書も、絵を描くことも、ゲームをすることも、どれも私にとっては日常からほんの少しだけ離れて、自分の感性を優しくケアするための大切な儀式のようなものです。

 

ただ、どれもあまりにも魅力的で、ひとたび没頭し始めると、本当に1日24時間ではあっという間に足りなくなってしまいます。読みたい本や挑戦したいゲーム、描いてみたい世界など、やりたいことはいつだって山積みです。そんな幸せな悩みに向き合いながら、いつも最後にはこう思わずにはいられません。

 

時間とお金にもっと余裕があればなあと。

 

一日中没頭できること

 

 

 

 

 

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