お医者さんにもらった薬がわかる本
著者:関口詩乃





薬剤師として

薬は"必要悪"という立場から

薬って体に良い訳ないし、これだけしんどい状態だけど使わない方がいいってことなの?

ジェネリックって結局どういうメリットがあるの?

患者としてモヤモヤしているところ、

医療従事者と一般の人との
薬やその副作用の認識の違いについて、

丁寧に紐解いていく。



☆☆☆



良書


薬局でお薬のしおりなんかを渡されるが、

それはあまり患者として活かせていないなど、

医療従事者側は提供する情報を増やしているつもりでも、受け取る側はそう認識していない。

その乖離が、飲んでいる薬さえわからない状態だった昔より、不安が増えているのでは、と。

医療従事者として、よりよい医療を提供していくつもりが、
ただの自己満足になっているのではと考えざるを得ない。



医療従事者として、

ジェネリックとはこう、

副作用=入院するレベルの重篤なもの、

のような常識があって、医療従事者はその認識の違いをわかった上で

情報提供や、不安の解消に当たらないといけないのだなと。


また、
悪化してから使うと体力消耗するし、効き悪いし、

効く!と思って、早めに使うのがよい、

パブロンにせよベンザにせよ、効くと思っているものを使うのが一番、

と、普段信じて使っているものを否定せず、

読み終わった後の、今までの生活を全否定された感もないし、

丁寧親切で、読みやすい。

大変な人が大変なときに薬を正しく使おうと思わせてくれる本。




(ただ漢方薬の解釈に関しては、物申したい部分があったかな。
詳しくないのだろうな、と。)


ともあれ薬を使うのに不安がある人は読んでみたらいいのでは。

薬学部生や、OTC販売に係る人はプラスだと思う。



#レビュー #読了本 #薬 #お医者さんにもらった薬がわかる本 #薬剤師