『新・生産性立国論』
著者:デービッド・アトキンソン
まず、日本が現在どのような状況に置かれているのか。
この人口減少の中で生産性を上げないと、GDPを維持するには移民が5人に2人という状況になる、生産性を上げないと1日17時間労働になる、女性の社会進出を進めないと男性は21時間労働、という計算になる。
日本人は感覚の民族。データで出してもなかなか動かない。
日本人の言うお金に頓着しないのを美徳とした「高品質低価格」は、本当にそうなのか。
高品質低価格は誰も求めていないところにこだわって、自己満足になっている、生産性の低いものということもある。それを値段でごまかしているとも言える。
労働者の質の高さは世界4位なのに一人当たりのGDPは29位という不名誉さ。
人口減少の中で賃金を下げた、売れないから値段を下げた、結果デフレを引き起こした。
など、経営者手腕の問題点も挙げている。
◆◇◆
日本が成長できたのは人口が増えたから。
と、いう認識は本当になかった。
世代なのかな。平和ボケというか、競争を避けて来たツケというか、今までの認識がいかに曖昧で感覚的であったのか。
目が覚めた思いである。
人口減少の中では戦略を変えて、それこそ意識認識も変えていかないといけない。
物流の危機やそれに伴う値上げや組織の見直しは氷山の一角で、これからは多くのことで見直していかないといけなくなるのだろう。
人口が減少しているのに、人口増加のアメリカを手本とした対応はできないし、これまでの成功例は頼りにできない。
単一民族ゆえの排他的なところ、良くも悪くも几帳面なところが首を絞めているなと感じる。
真面目で几帳面なのは悪いことではないが、それをお金を稼ぐ方向に活かせていないところにある。
私は小売業だけど、値下げしてたくさん売る以外の売り上げの作り方を見出したい。
客観的な結論と改善策に関しては、保守的な日本人が踏み切るには、重い。
ただ、今のような生活をしたいなら、構造改革は必須だし、意識の改革も必要だし。
その上で私には何ができるのか。
これがやりたい、これは嫌、で仕事をしていられないということかな。
几帳面さも完璧に仕事をこななすことも大事だけど、じゃあどうしたら生産性を上げられるのか、お金にできるのか、の発想を求めてアンテナを張り巡らせたい。
