DeNA 0-1 阪神
DeNAの先発・大貫は3回表、中野の適時打で先制点を献上する。それでも、その後はヒットすら許さず8回2安打1失点の好投。9回は伊勢が三者凡退に抑えた。一方、打線は相手先発・才木の前に沈黙。チームで4安打無得点に終わった。
■宮崎
負傷の影響で1試合欠場したがスタメン復帰。チームで唯一のマルチヒットを記録した。
■森敬
9回2死から宮崎の代走で出場。初球で盗塁成功。あまりに価値の高い盗塁だった。1点差。マウンドの才木は完封目前。失敗すればゲームセット。打順は牧、筒香と続くから打者に頼るのも悪くない。それがこれまでのDeNAだった。牧に長打が出る確率は1割弱(長打12本/147打席=0.082)。牧と筒香に連打が出る可能性も1割弱(打率.277×打率.278=0.077)。足を使えれば得点の確率が格段に上がるという場面で初球で決めてみせた今季初盗塁だった。この1盗塁で他球団からの警戒は高まるだろう。よりプレーの質が求められてくるが、今回は何よりナイストライを評価したい。
■起用
宮﨑のスタメン復帰により、佐野が2番で起用された。試合終了時点の数字になってしまうが、佐野はここまで打率.254ながら得点圏では同.371をマークしている。5月に限れば得点圏打率.714(7打数5安打)という驚異の成績だ。今季は開幕から3番に座り続けてきたが、前の試合では5番を担って2本のタイムリーを含む4安打の活躍。ちなみに5月の月間打率は2割台なので得点圏以外だとそれほど打ってないことになるのだが、2番に置いた意図は何だったのだろうか。