5/1 カラフルスクリーム東京ワンマン | もも九のブログ

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野球と音楽が大好き。ベイファン。アイドル記事多いけどアイドル以外も色々好き。野球論書いたり作詞してみたり、分析・妄想・考案の要素が多め。いつか仕事に繋がると嬉しい。野球データは「データを楽しむプロ野球」さんのものを主に参考にしています。

【レポ】

※主に記憶を頼りに書いているため一部フィクションの可能性あり

※楽曲の正式名称やアレンジについては文末のセトリ画像を参照

GW真っ只中の平日、仕事終わりで駆けつける人を待つかのように開演時間の19時をちょっと過ぎてSEが流れはじめた。


1曲目は「彩叫幸福論」。2024年の年明けとともに発表された楽曲であり、今のカラスクの芯であるような楽曲だと思っている。特別な緊張感を見せない姿に頼もしさを感じた。2曲目でフロアとの一体感が売りの「すすめ!閃光Days」。フロアが熱を帯びた状態でこそ力を発揮する楽曲なので早めの登場は意外だったものの、ついに迎えた東京ワンマンはすでに熱を帯びていた。勢いそのままに3曲目「メンションわらおう」。序盤からLIQUIDROOMを無数のペンライトがライブを彩る。


最初のMCではステージにある「彩叫楽舞」の文字について解説。本公演のタイトルであり、"さいきょうらいぶ"と読む。それにしても「大阪公演では吊るされていましたが今回は地に足をつけています」という言い回しは巧妙だった。あれ言ったの誰だっけ。

■大阪公演※みなみちゃんツイートより

■東京公演※みなみちゃんツイートより


4曲目「夢の髄まで食べ尽くせ!!!!!!!」5曲目「感情はラブ!」と楽しい系の楽曲を続け、6曲目にアレンジver.の「透明なアンスポイリット」。聞き慣れないイントロだけど確かに「透明~」。ここからゆうかちゃんが歌い出すまでの時間が好き。そしてゆうかちゃんに続いてメンバーとフロアが声をそろえる。個人的にフロアの声はない方がいい派なのだが、今回に限ってはフロアの声も質がよかったように思う。布と照明のコンビネーションで魅せる特別演出もよかった。7曲目は「君は花火、眩しくて」。ここまでのセトリを振り返ると、夜明けを感じさせる「彩叫幸福論」にはじまり、2-5曲目までは白昼を感じさせる明るい曲、そして「透明~」「君花火」は青春の放課後を感じさせた。見事に情緒をコントロールされてるだけあって、「君花火」はとても美しかった。セトリ的に夕暮れ時を迎えた8曲目で新曲「Radiant」を初披露。感想を表現するのが難しいが、カラスクならではの魅力を持った曲だと思う。回数を重ねる中でどんどん魅力が増していくだろうとも感じた。


直後のMCで新曲解説が入る。「説明しよう!」でお馴染みのラジアント博士(あみちゃん)曰く、Radiantとは"キラキラ輝く"などの意味があるらしい。その後ゆうかちゃんが歌詞には"知恵熱"が出てくるなど熱量を感じてほしいとしつつ、"サイダー"も多く出てくる夏にあったさわやかな曲と言っていたような気がする。これらを踏まえても「君花火」からこの曲につないだのは秀逸だったと感じる。
なお、ラジアント博士からの説明は上記1文のみで、ほとんどの説明をゆうかちゃんがしている。ゆうかちゃんは一生懸命喋っていた。

"昨年の全国ツアーのテーマソング"という曲振りから9曲目「彩りミュージアム」、10曲目では「環状線」を披露。環状線は自分の大好きな山手線ver.で嬉しかった。あみちゃんの歌い出しがまた良いんだよなぁ。

11-15曲目は彩叫オリジナルメドレー
先陣を切った「FUNKY RIDER」は手拍子でフロアの一体感を高める。8年目にもなると初期曲はなかなかセトリに入らない。それでも起用された場面できっちりと役割をこなす。そんな初期曲の存在は大きい。12曲目「CRANBERRY CREAM SODA」は、なこ/あみ/みゆの3人で披露。この全曲にこの人選は大正解と感じた。13曲目では、ゆうか/かれん/みなみが合流。ゆうか/かれんのツインボーカル(スタンドマイク)+ダンサー4人という構成で「恋予報」をお届けした。さて、お待ちかねのみくる登場である。ゆうか/みなみもステージに残り、流れたのは「EDGE FRAME」。イントロでフロアが沸いた。同曲はゆうかたんとみくちゃんのユニット曲であり、かなり強めのロックサウンドは2人とのギャップも相まって根強い人気を誇る。一方、みなみちゃんは当時カラスク加入前だったが、なんせロック成分の強いメンバーなので確実にこの楽曲が似合ってしまう。ただ、オリジナルの2人に加わるのはかなりのプレッシャーだったとのこと。それでも誰もが認めるであろうパフォーマンスを見せてくれた。メドレーの最後を締めるのは「カラフルライド」。フロアにはカラフルな風船が放出され、華やかで賑やかな空間は幸せが舞いに舞っていた。みくるんのロングトーンはどこまでも伸びていた。

16曲目「僕らの青春」は、今回の公演を通して唯一他の曲との連続でなく単発で披露された。自分はこのライブに向かう電車内で"イヤホンから流れてくる「僕らの青春」がやたら馴染むときがある。そんな今。"とツイートしていた。なので、こういった形でのピックアップすごくしっくりきた。

 

大きな鏡の話題が出たのはここのMCだっただろうか。東京のカラスクハウスで自主練用の鏡を購入したとのこと。

なこちゃん「こんな大きな鏡の梱包をこんな小さなみくるちゃんが開けてくれました」"こんな大きな"では腕を高ーく伸ばし、"こんな小さな"では腰くらいの位置でサイズ感を表現。みくるんはそれを受け、「こんなんになっていた」と開ける様子を再現した。そんなカラスクハウスでみなみちゃんが前日に深夜まで練習していたら、寝てたみくるんが「みなみがうるさくて寝れない」とむにゃむにゃ起きてしまい、それを聞いたみゆちゃんが急いで対応したという話はもっと前のMCだったはず。もっとも、みなみちゃんは喉の不調で歌えない日が続いていたため、不安と向き合うにはどれだけ練習しても足りないくらいだったのだろう。

MC終わりで「まだやってない曲あるよね?」と煽りが入る。ファンはそれぞれに思い浮かべた曲があるだろう。メンバーはタオルを取り出した。このタオルは特典付きチケットの人には配られたもの。
17曲目はタオル曲といえばの「Passion Fusion」である。改めて魅せ方が多彩なグループだなぁと。18曲目はパワー系楽曲の「青春マグナム」。こういう曲ではみなみちゃんのパフォーマンスが映える。19曲目「ジェラシック・ワールド」では4人のジェラ隊も一緒にステージを盛り上げた。本来はもっと大量発生する予定だったジェラ隊はGWの新幹線事情により4人(正式単位不明)に絞られたのだとか。さらに20曲目「Innocent Scream」でたたみかける。曲前半はメンバーを問わずフルスイングは見られなかった。なかなかにハードなセトリなだけに仕方ないと思われたが、後半に入るとメンバーを問わず腕の振りが力強さを増した。こうなると体力面の計算を称賛する必要が出てくる。

■ジェラ隊登場※研修生ツイートより


MC。

なこ「最後にメンバーに感想を。言いたいひと」

複数人は挙手

なこ「早かったみなみちゃん」

みなみ「東京(遠征)でやっと歌えた。歌えてよかったし、1年前の東京公演よりも大きな会場で多くの人を集められて黄色いペンライトも増えていて嬉しかった」

 

なこ「もう一人」

複数人挙手

なこ「すごい早かった。かれん」※あみちゃん不服

かれん「個人的になんですけど、あ、みんなも思ってるかもです。最近メンバーとすごい仲良くて、ファンの方にもすごい幸せをもらっていて、もらってばかりは嫌なので返していきたいです」

なこ「良いこと言ってくれた当ててよかった」

 

いよいよラストスパート。

21曲目は「Mirror The World〜真世界へ〜」。自分がアイドルを見る上で重要視するのは説得力。どんなに良い歌詞でも、誰が歌うか(誰がその言葉を発するか)で価値は変わる。"未来創り出すのは僕らだ"という歌詞に強い説得力を感じたのは、それが今回のライブおよび今のカラスクに対する自分の評価だろう。本編最後の22曲目は「Happy Packer」"明日からも寄りそって 次の旅の扉を開こう"これに尽きる。

 

アンコールでの再登場は早かった。時間が押していることもあっただろうが、最初からすぐ出る計算だったはずだ。また、誰かがアンコールを煽るようなことがなく、自然発生のアンコールだったこと。

 

アンコールは「Rocking Zukking Show」から。この曲はカラスクの中で25番目くらいに好きな曲なのだが、楽しさに振り切ったこの曲はアンコール1発目に相応しかったと思う。

 

MC。みゆちゃんが活動する中でチラシ配りでの嫌な経験や理不尽に思うことも沢山あったと明かす。チラシ配りと言えば

 

24曲目「きみと青空」のみゆちゃんパート"ぶつかりながら進んでこう"は直前のMCからのつながりを感じた。この曲は歌詞がめちゃくちゃ良い。カラスクに似合ってるし、この曲が似合うアイドルを推していきたい。メンバーにとって、この先もカラスクが居場所であり続けますように。ラストは「幸せの見つけ方」で飾った。この公演は"誰もが幸せになるライブ"をサブタイトルに掲げているだけに、この曲は欠かせない。今更この楽曲を語る気にはならないが、ずっとずっと大好きな曲。

 

【どこに書いたらいいかわからなかったこと】

自分は一般席のステージに向かって左の段差の上で観てたんだけど、スタッフ用通路みたいなところにメンバーが来てくれるとすごく近くて、あれうれしかったです。

 

【各メンバーについてコメント】

・かれん

パフォーマンス面で今一番成長していると思う。前回見たときに"今日良かったなぁ"という感想が残ったが、調子が良かったのではなく実力が上がってるっぽい。アイドルと学業を両立するだけでなく、現役阪大生という強みをグループに還元したいんだろうなってのも感じる。頑張れ。頑張りすぎるな。

 

・あみ

ファン増えたね。あみちゃんは、かのんちゃん卒業前後で急成長した印象が強い。その後悩んでるように見えた時期もあったけど、今は充実している感じがあって頼もしい。歌、ダンス、MCどれもポテンシャルが高いから全てでもっと目立ってほしい。特にMCはもっと喋った方がグループにとってプラスかと。

 

・みくる

「カラフルライド」のロングトーンをはじめ、随所でみくるんがグループの強みになってるん。「Innocent~」もみくるんの腕の振りが一番見てて気持ちいい。この先、グループを支える存在からグループを引っ張る存在になっていくみくるんに期待している。でもプレッシャーは感じないでほしい。

 

・みゆ

みゆちゃんは性格的に好きになれないんだけど、じゃあカラスクにいらないかと言ったらそれは違う。努力と執念で確実にファンを増やしてるし、そんなみゆちゃんが歌うからこそ説得力を感じる歌詞がいくつもあり、みゆちゃんの歌で泣かされそうになることがある。尊敬せざるを得ない。

 

・みなみ

前日まで歌唱を控えていてすごく不安だったと思うけど、当日はそれを忘れるほどしっかり歌えていてよかった。みなみちゃんのパフォーマンスは見ててワクワクする。力強い歌とダンスでカラスクの幅を広げてくれているので、これからのみなみちゃんもすごく楽しみ。

 

・なこ

なこちゃんって"カラスクを守ってる"ってより"カラスクメンバーの良さを守ってる"気がする。リーダータイプでもないし、最年長って感じでもないけど、芯が強くてメンバーとの距離感が絶妙ななこちゃんのおかげで今の、今までのカラスクがあると思ってます。ありがとう。

 

・ゆうか

ゆうかちゃんはゆうかちゃんであれ。

 

【推しと「僕らの青春」】

気付けば自分も7年以上カラスクを見ていることになる。昔は"強いて言えばさらちゃん推し"くらいだった。その後、推し不在を経て"どうやらかのんちゃん推しっぽい"になった。かのんちゃんが卒業して特典会はゆうかちゃんに行くようになったが、この時点でゆうかちゃん推しになったつもりはない。パフォーマンス力が足りていなかった。何が言いたいかというと、それなりに未熟な部分も見てきたと思っている。時代ごとにその時のメンバーで積む上げてきたものがあるから、メンバー変動で一時的にクオリティーが下がるのも仕方ない。でもずっとずっともっと良くなっていくと思って見てる。見てきて良かったなぁと思った。こっちの勝手な期待に応えてくれてありがとう。

 

【最後に】

みんなほんとに頑張ってて偉いと思う。無理はしてほしくないけどさ、きっと無理もしないとつかめないものがあって、時に頑張りすぎて声が出なくなったり体調崩したりすることもあると思う。見せたいライブができなくて悔しいとかも沢山経験してると思う。それって「来てくれたひとに申し訳ない」とかは思ってほしいけど、少し安静にして治るようなら、反省や後悔よりも自分を褒めてあげてほしい。その頑張りは少しも間違いじゃないと思う。

でも、最近ちょっと結果を残すことに必死になりすぎかなと感じていました。"周りからどう見られるか"より"自分がどうありたいか"を大切にしてほしいなと。評価に囚われると活動の本質を見失いがちだからさ、必死の方向性が誰かの評価にならないようにしてね。自分の中の大切なものを誰かに惑わされないように。

 

【改めてになりますが】

今まで見てきて良かった。これからもよろしくお願いします。

 

【セトリ】※なこちゃんツイートより

 

 

以上。