*●w●){ちょっと本気でアニメ考察#32【画面の中にあれ…俺ガイル】 | 小新井涼オフィシャルブログ「もし現役大学院生(仮)が毎週アニメ100本みて感想をブログに載せたら」Powered by Ameba


ということで今回は、俺ガイルこと
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」
について語りたいと思います。

最初の印象は
長い長い長い!題名長い!
とまあこんな感じで、所謂最近流行りのラノベっぽーいタイトルでこれまた最近ありがちの残念系な、でも何故かハーレム系なラブコメ作品でしょー………なんて舐めておりました。そんな時代もありました。
それがどうして、
終わってみたらこれが自分の中では春季クール一押しの作品になっているじゃあありませんか!
人間て分からないものです。というか前のアイカツ!とかといい先入観持ちまくりで視た作品にどんでんかえしされるともれなくハマる小新井の特性でしょうか。

簡単に作品を紹介しますと
主人公はぼっちを極めようとしている比企谷八幡。
そんな八幡を見兼ねた生活指導の平塚静先生が、悩んでる人を助けることを活動内容としている「奉仕部」に無理矢理入部させたことから物語は始まります。
容姿端麗成績優秀な完璧超人雪ノ下雪乃、クラス内ヒエラルキーでいうところの上層部に身を置きながら顔色を伺うような友達関係に疑問をもつ由比ヶ浜結衣、絶賛中二病発動中の材木座、女性的な見た目から同性の友達が少ないテニス部の戸塚などなどなど・・・個性的なキャラと出会い奉仕や協力をすることによって八幡も成長していく・・・と思いきややっぱりぼっちを孤高の存在としちゃってるのか結局ひん曲がった性格は変わらない。という少し進んではまた何歩も下がるといったちょっともどかしいような、でも心から共感してしまうお話です。

一応ジャンルとしましては最近多い残念系ラブコメってことになっているのですが、他のたくさんの作品のなかでもいい意味で異質なものでした。

なんといっても主人公のヒッキー!
残念系主人公って自分にとってマイナス要素だと思われる部分にトラウマを抱きつつ直そうともがき苦しみそれが成長劇となるじゃないですか。
なのにこいつぼっち極めようとしてるんですよ⁉
wikiなんかで似たような残念系ラブコメとして挙がってたはがないの隣人部のキャラ達とは真逆の存在ですよね。それと同時に自分の中でもなかなかいなかったタイプの主人公なので結構衝撃でした。
諦めてるとかそういうのでもなく、まさにぼっち宗にて悟りを開いたというか開き直ったというかw
それだけ堂々としてるというのもあって、なんか見ているとぼっちという属性が必ずしもマイナスじゃなく思えてくるんですよね。なりたいかと言われたらご遠慮願うけど(笑)

そしてまさにそこまでぼっちを極めた彼だからこその鋭い視点やモノローグでの指摘が本当に本当に絶妙で・・・!
恐らくAURAでダメージを受けた系の青春を送ってきた人や少なからず卑屈な精神を持っている人にとってはあああああ分かるううううう分かるけどあああああと、何だか仲間がいるのを知れて嬉しい反面やっぱり黒歴史やトラウマが呼び起こされてあばばばなるという両方の気持ちを味わうのではないでしょうか。味わうよねぇ?はーあたしは大分悶えたお。

単語でいうとクラス内のカーストですとかZONEですとかは本当に大きく納得してしまって思わず笑ってしまいました。

その反面、そんなぼっちスキルを極めているからこそ解決できることや悩んでる人の気持ちが分かるっていうこともあって
文化祭の時に自分が悪者になることで雪ノ下が我慢していることを代弁したり、小学生とのキャンプではぼっちがどうされたらさらに惨めになってしまうのか、どう手を差し伸べて欲しいのか分かっているからこその突き放しをしたり。
例えば葉山みたいな正当方と思える形で事件解決っていうのもありだとは思うんだけど、世の中そんな綺麗に上手くいくもんじゃねぇぞって感じの卑屈な斜めからの視点はでもすごく素敵だと思う。
それこそベタだけど物事の見方はひとつじゃないんだぞっていうのを改めて知ることができたり、あと単純に、ぼっちを極めることを目指すなんてどうしようもない主人公のくせになんだかアンチヒーローみたいに格好よく見えちゃったりもしました。

時に自分の幼少期のトラウマを引っ張り出されて居た堪れなくなったりもするけれど、それが自分だけじゃなかったんだって知れる安心感も同じ下からの目線で物事をみたことがある人には生まれると思います。

あーもー!もっといろいろ書きたいけどとりあえず今日はこの辺で

俺がいる
最高でした!




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