次にやって来たのは、前回ご紹介した古賀銀行の頭取宅、旧古賀家。
一昨年の肥前さが幕末維新博覧会の際には、弘道館ブースとして、人気を
博し、我々はとうとう入場できずに諦めました。
あの時がウソのように静まり返った旧古賀家。
感無量で立つ、くさせんり師匠。
門外漢の私には、見事な和風建築、としか表現のしようがありません。
個人宅、というには広すぎる広間に正座すると、ちょっと反省会みたい(笑)。
2Fは、木材に直に描かれた襖絵が印象的でした。
お庭も綺麗に手入れされています・・・・。
この旧古賀家には、そうそうたる人物の掛け軸や額がたくさん!
玄関口に飾られたこちらは、佐賀新聞の文字を揮毫した人物としても知られる明治
維新の元勲で佐賀七賢人の一人、外務卿・副島種臣の額です。蒼海は号です。
2Fの奥座敷。
向かって右は、幕末の老中・唐津藩主・小笠原長行の息子で、佐賀県出身の
海軍中将・小笠原長生の掛け軸です。
彼もまた能筆家として知られています。
その左側に見えるのは、何と勝海舟の額!
大広間の一番奥の床の間には、佐賀七賢人の一人で、近代的な学校制度
(小中学校・高等学校)を構築した文部卿・大木喬任の掛け軸が掛けられて
いました。
とにかく、見事な和風建築に圧倒された旧古賀家でした・・・・。