本日は7-5Day!製造1両、現存1両の珍車、ED75形電気機関車500番台! | 食事処 御来欧音おらいおーね(福岡県筑紫野市阿志岐1521‐1/ゼロ戦/鉄道模型/ガンプラ)
イメージ 1
イメージ 2
 
昭和38年の常磐線電化で登場したED75形電気機関車は交流電気機関車の標準
設計を確立した機関車で、東北本線のED71形電気機関車の後継車両として開発
され、ED71の水銀整流器をシリコン整流器に改め、軸重バランスの変動を
なくす心皿のない台車を採用、4軸のED機でありながら、直流EF形機(6軸)
に匹敵する粘着力を誇りました。
総数302両が製造され、文字通り交流電気機関車の標準機としての地位をいた
ED75形電気機関車ですが、その中で異端というべき存在が、北海道向けの
500番台です。
北海道交流電化用の試作機として、昭和41年に三菱重工業で501号機のみ1両が
製造されました。
耐寒装備が強化し、他のED75各形より車体が30cm長くなっています。
もともと1両のみの試作車であったことに加え、蒸気発生装置 を搭載したED76
形電気機関車500番台の登場により、JR移行直前の昭和61年に廃車されました。
 
イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
イメージ 6
イメージ 7
 
九州向けのED75-300番台も11両の小所帯だったそうですが、こちらはたった
1両だけの500番台。まさに北海道ならではの珍車、もとい北海道電化の生き
証人に対面できてとても嬉しく思いました。