好きな漫画の台詞(菊と刀) | 目指せ!脱コミュ障

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印象的だった内容は、下記の通り。
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p239 西欧は、因襲に反旗を翻し幾多の障害を克服して幸福を得ることを強さの証拠と考える。日本人は、個人的幸福を度外視して義務を全うする人間を強者と考え、性格の強さは反抗することではなく服従することで示されると考える。

p257 米国はguilt culture、日本はshame culture。罪は告白で軽くなるが、恥が主要な強制力の場合、悪い行いは露見しない限り思い煩う必要はない。

p260 日本人特有の問題は、彼らは一定の掟を守って行動しさえすれば、必ず他人が自分の行動の微妙なニュアンスを認めてくれると思ってる点
p262 日本人の徳のジレンマ

p322 日本再建に当たって、自国の将来を慮る指導者たちは、[…]学校や軍隊における虐待と、少年たちに馬鹿げた芸当をさせる習慣とに、特別の注意を払うべきである。[…)スパルタ的訓練をしいるとしても、そのような強制は日本では侮辱とはならないが、初年兵いじめは侮辱である。

p324 日本の女児教育は、非権力主義的な圧力 p326「真綿のように柔らかな、しかも非常に強靭な期待」p327日本の教育は、実例と模倣を繰り返す習慣の訓練。家庭は公然と性愛を表現する行動が一切禁止されており、男女は観察を通じてしか色事を学べない。p331 日本人の子供のしつけかたは日本人の人生観に二元性を生み出す。彼らは天国を過去にもっている。彼らが日本人であることは望ましい等と説くのは、彼らの幼年時代を別な言葉で表現しているから。p332彼らに自信、集団的誇大妄想狂に陥る

p332 幼時の特権が否認されて行くにつれて、彼は段々と大人の楽しみを許されるようになる。だがしかし、あの幼児期の経験は決して本当に消えてなくなるのではない。彼の人生哲学において、彼はそれらの経験を大いに頼りとする。彼が「人情」を是認する態度をとるのは、とりもなおさず幼時の経験に復帰するのである。彼は成年期を通じて、その生活の「自由な領域」において、それを再び経験する。