今日は家庭文化の日 | 目指せ!脱コミュ障

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この「今日は家庭文化の日」って文句、てっきり新たな「煽り」かと思いました。

「素敵な家庭を尊重する文化」みたいな..?

(子育て・介護を家族に押し付けようとする「家族信奉」はまだまだ根強いからね、日本)

 

そうしたら、意外とまともでした。

「家庭文化」とは、各家庭に存在する文化のこと。

食べ物は粗末にしない、何事も100%で頑張る、自分の意見に責任を持つ、etc...

家族は、子供が一番最初に出会う共同体であり、かつ、価値観形成の上で一番影響を受けるであろう共同体である。そのため、家庭内での「文化」が、子供のその後を大きく変えると言っても過言ではない。

だから、「11月2日は、家族みんなで家庭内の文化 (家庭文化) を考える日にしようね」ってことらしい。

(http://www.sugita-ace.co.jp/column/2016/entry1758.html)

(http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/20223)

 

で、下記のamebloの「キャッチフレーズ」とスタンプ。

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家族でごはん食べてる?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

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うーん、激しく違和感を覚える。

まず、なぜ「家族でごはん食べてる?」なの?

「家族でご飯食べてない = 家庭文化への意識低い」なの?

昔ながらの家族観を暗黙の了解で「良いもの」とするキャッチフレーズは、家族のあり方が変化している今日において、あまりにも安易じゃないかな。

仕事の都合とかで「家族でご飯を食べれていない」家庭だって沢山いるはず。

「家族でご飯を食べる=コミュニケーションが生れる」って意味なのもわかるけど、わざわざこのキャッチフレーズにする必要ってあったのかな?

「あなたの家庭が大切にしていることは?」とかじゃダメだったのかな?

 

あと、お父さんお母さん赤ちゃんの絵。

①お母さんが赤、お父さんは青

→古典的なsexismの例

②お母さん×お父さん

→日本じゃ例が少ないけど、お母さん×お母さんでも、お父さん×お父さんでも、お母さん単体、お父さん単体でも良いはず。多様な家族構成、sexual minorityに対する意識が薄い。

 

「細かい」とか、「なんでそんなこと気にするの」とか言われそうだけど。そんなんだからいつまでたっても、古典的家族観から逃げられないんだよ、息苦しいんだよ日本は、って思う。

ちょっとした意識の違いで、大きく世界って変わるものだよ。