6月4日、5日と栃木の那須へタナゴ釣りに行って来ました。

 

4月以来2ヶ月振りで、天気予報を見ながら、やや遅れての釣行です。

 

4日は比較的凌ぎやすく、5日は木陰の下で暑さを凌いでの釣りでした。

 

今回は、在来種の婚姻色が見たいのと、前回釣らなかった場所で釣りをすることが

 

目的。

 

5時41分に出発。 車のラジオから、昨日(3日)朝に肺炎で亡くなった長嶋茂雄さん

 

の悲報が流れ、しんみりとしながらの運転です。 

 

野球中継でアナウンサーが「センター前ヒット」 という声を何度聞いたか、耳に

 

残っています・・。

 

さて、途中で休憩を入れ、第一釣り場に9時13分の到着です。

 

青空が見え、那須連峰がくっきり見えます。

 

写真1

 

前回の濁流が嘘のような流れ、少し濁りがあって、いい状況と思ったのですが・・。

 

期待とは裏腹で、カワムツとホンモロコが時折釣れる状況です。 

 

写真2

 

何とか打破すべく移動します。 下流へ、道路のトンネルに流れ込む浅く、流れのある

 

所で実釣。 アカムシを水中に入れるとすぐに手ごたえがあります。 

 

しかし、ここも在来種タナゴはヒットせず、カワムツやホンモロコたちです・・。 

 

ここを諦めて、次の場所へ移動します。 前回、釣らなかった場所に着いて実釣です。

 

当たりがわずかで、ようやくタナゴが・・。 大きい! 7cm大の元気なマタナゴの

 

メスでした。 メスに好かれたということにしましょう。  ボーズを免れました! 

 

写真3

 

後が続かず上流へ移動です。

 

すぐ上流で、大きいカワムツを3匹GET。 更に上流へ。 前回、タナゴ釣り師に

 

会えて、譲ってもらったことのある場所も、魚影は薄く、ホンモロコのみでした。 

 

更に上流へ。

 

コンクリの大きな堰で実釣。 粘りましたが、ここもホンモロコのみでした。

 

この堰で、ふっと立った姿勢で見たのが、青い背をしたカワセミでした。 

 

川の上を覆う枝を難なくすり抜けて行くのを見てびっくり! 

 

「頑張ってやー」 と言われたような・・。

 

この時期、田んぼの畦道や川沿いは、雑草が綺麗にカットされている所もあれば、

 

侵入禁止と、雑草で遮断されて、タナゴたちも守られていると思います。 

 

今回も、あちこちで木々のある方からウグイスの鳴き声を聞くことが出来ました。

 

写真4

 

釣果出ず、前回、釣らなかった河川へ移動です。

 

車から降りて畦道を歩くと、ツーんとくる匂いがします。 畦道に隙間なく敷いた

 

牛糞が沁み込んでいると思う藁からの匂い・・。 

 

ここまで来ては引き返せず、以前釣果のあった場所へ向かいます。 

 

釣り場は、雑草や木の枝で覆われて、釣る範囲は限られています。

 

それでも、アカヒレタビラのメスが何とか釣れました。 5cm大です。

 

写真5

 

期待する場所で一匹づつ・・、多くは望めません。

 

この一帯は一部休耕田になっていて、めずらしいレンゲソウが咲いていました。 

 

懐かしい花、今年も春が来て、見たかった花。 ここで見られるとは・・。

 

写真6

 

飛んでいる勢いでわかります。 ミツバチが喜んで花から花へと蜜を吸っています。

 

写真7

 

ミツバチも喜んで蜜を吸っています。

 

今日はここまで。 夜は宿を借りました。 

 

露天風呂は温泉で、ゆっくり入りました・・。

 

翌朝、高原にいますが、かなり熱くなりそうな気配です。

 

最初に、気になる釣り場へ向かいましたが、堰のある場所は魚影がなく、コンク

 

リートのホソに変貌した下流も、魚影はないようで退散です。 

 

近くでは農作業の音。 早い時間から、トラクタで畑の土を均しているようでした。

 

次の場所に期待して移動です。

 

前回、初釣りで釣果のあった場所。 場所は覚えていて、丁度木陰になれる場所で

 

助かりました。 

 

ここも前々日の雨の影響はなかったようですが、前回より魚影は少ない感じです。

 

写真8

 

釣っている最中、ふっと左の方を見ると、前回、向こう岸で見たイタチくんが、私と

 

同じ側の岸づたいにエサを探しながらクンクンと速足で歩いて来ます。 

 

これは顔合わせすること必死と思いましたが、案の定、少しして、お互いに見合って

 

川岸から上によじ登って行ってしまいました。 

 

2ヶ月振りのイタチくんだったと思います・・。 同じ黄色っぽい毛並みでした。

 

当たりが少ない中、ウキが動いて引き上げると、銀白色では魚が宙に浮いて・・。 

 

無事、陸に上げた魚体は、婚姻色がバリバリのアカヒレタビラのオスでした!

 

安堵して、生簀に水を入れ大事に確保。 その後、当たりは遠のき、撮影の準備です。

 

アカヒレくんは、生簀(透明ビニル)を木陰に置いていて、大丈夫だったようです。 

 

覗くと、怪しい色合いの魚体が見えます。

 

写真9

 

ケースに入れると、レンズ効果か、大きくなりますね。 背びれの模様、腹びれや

 

尻びれの色がわかります。

 

写真10

 

ケースから出しての一枚です。 体の色が純な色になるようです。

 

写真11

 

大きさは、6cm大だったと思います。 上記のアカヒレくんは同じ個体です。

 

3匹は、いずれも釣った川へリリースしました。

 

さて、次の釣り場へ移動です。

 

北上し、あと2kmで福島との県境という場所へ。

 

昨年、猪苗代湖で出会ったハゼ収集家の方から聞いた場所へ、様子を見に行きます。

 

その川は、雑草に阻まれ、流れも速く諦めました。 

 

写真12

 

この辺の景色は、里山のような・・。 在来線が走っていて、ちょうど2両編成が

 

やってきました。 

 

写真13

 

梅雨前の晴れ間で、青い空には白い雲が浮かんでいます。

 

写真14

 

水田の畔にはピンクがかったハルジオンが綺麗でした。

 

写真15

 

今回、在来種タナゴのマタナゴのメス、アカヒレタビラのメス、婚姻色のアカヒレ

 

タビラのオスが釣れて良い釣行になりました。 

 

前回釣らなかった場所で、マタナゴのメス、アカヒレタビラのメスが釣れて・・。 

 

数は少なかったけれど、いい思い出になりました。

 

釣れた場所が少なく、予定より早い帰宅に・・、4時7分に無事帰宅。 

 

往復の走行距離は334.6km。

 

今日は6月8日、長嶋茂雄さんの告別式でした。 ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

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