ホビット 思いがけない冒険 | ユーリャ・バヴァルスキーの映画感想ブログ

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みた映画の内容を忘れないために、(そのとき何を思ったかを後で見返すと面白いので)映画の鑑賞記録・感想。
ネタバレ有り。


ホビット 思いがけない冒険

THE HOBBIT:AN UNEXPECTED JOURNEY


映画館で鑑賞。


HFRという最新技術での撮影だったようだ。


TOHOシネマズで鑑賞ポイント(6本見ると1本無料)を利用したのだが、てっきり無料でいけると思っていたところ、3Dメガネ代と特殊上映で+500円徴収。


念のため劇場スタッフに確認すると、丁寧に説明してくれた。


帰りに劇場入り口を見ると、HFRと料金の説明が大きなパネルで思いっきり書いてあった。

TOHOシネマズでは、劇場スタッフ優秀賞の投票を行っているようなので、説明をしてくれたスタッフに入れてあげても良かったかもしれない。


6本見ると1本無料はとても良いシステムだと思うが、唯一不満なのが、オンライン予約ができないこと。

早急にオンラインで鑑賞ポイントを使って予約する機能を開発してくれることを願う。



映画秘宝のレビューがあまりに面白く、見る予定ではなかったのに、その気になってしまった。

(映画レビューで爆笑したのは、生まれて初めて)


考えてみれば、初めてLOTRが上映されたときに映画試写会にまで行ったのに、その後もすべて劇場で鑑賞していたのに、どうしてこんな大作を見逃すつもりだったのだろうか。


それはやはり、絵ヅラが女子向きではないために、あまりそそられなかったというのも事実。(ヒゲのおっさん)


しかしよくよくカウントしてみると、

前回:フロド・レゴラス・アラゴルン(ボロミアもカウントすべきか?) 

今回:トーリン・フィーリ・キーリ

で、美形キャラ人数的には変わりなし。ただ今回、旅の仲間があまりにも多すぎるため、按分すると美形比率が下がっているのだ。


また今回は前作ほど、3部作であることが話題にされていないように思う。


結果、映画館で鑑賞して大満足。中つ国の世界を存分に味わうことができた。

冒頭のドワーフの王国からして、画面のあまりの美しさに既に泣きそう。

(アバターにしろ、いかに画面の美しさや、世界観を構築するかに力を入れている作品こそ映画館で鑑賞すべき。むしろロマンティック・コメディなどはDVDで十分だ)


この映画単体で楽しむことができるのはもちろんだが、LOTRでは語られなかった部分を補完する内容にもなっている点が素晴らしい。

①各種族の対立関係 ②ビルボはいかにして指輪を手に入れたのか ③LOTRでガラドリエルに「最も小さな者が世界を変えるのです」といわしめた理由 ④ビルボが初めて指輪をはめるシーン。前作でフロドがはめた時と同じアングル。

前作とリンクさせ、キャラクターも上手く再登場させている。またイライジャ・ウッドのホビット姿を見られるとは思わなかった!


また、俳優のキャラクター作りが素晴らしい。それぞれの種族がどういった民族性を持っているのか、動きや話し方で分からせてしまう。


ホビット:保守的、繊細、おとなしい。マイペース、幼児体型。

(それにしてもあのもじゃもじゃヘアーにするだけで、相応に年を重ねているようにも、子供のままのようにも見えるのが不思議)


ドワーフ:無骨、単純、粗野、頑固、ずんぐりむっくり。

(必ず髪かヒゲのどちらかに三編みを取り入れている。ドワーフ王のヒゲ飾りはナイスアイデア!)


エルフ:神秘的、寡黙、スラリとしている。(目の焦点が合っていないような目つき故、ボーッとしているようにも見える)


魔法使い:ある意味中立的な立場で、あらゆる種族に顔が広い。中つ国の平和を保つために注力?

(ガンダルフは邪竜の存在がより邪悪なものを呼び起こすことを恐れて、ドワーフの帰郷ついでに邪竜を倒させる目的で、彼等サポートしているのか?)


トロル:最バカ


オーク・ゴブリン:家に帰って映画秘宝見るまで、ゴブリンてオークの小さい奴らだと思っていた。



また今回もう一つの不安として、旅の仲間の顔と名前が覚えきれないのではないかということがあった。映画秘宝を見直すと、血縁者同士が同じ響きの名前を持っていることが分かる。

血縁者で分類すると、少しは覚えやすい。


(ちなみに秘宝には中つ国の地図も載せているが、出発地から目的地は、山の手線の新宿から東京まではありそうだ。あくまで山の手線に置き換えた場合)


トーリン:

ドワーフの王。美形。

(アラゴルンを思わせる、渋め)


ドワーフの身長比率をすっかり忘れていたのだが、ホビットハウスに楽々入れてしまうことから、ホビットとさほど変わらないということが分かった。またガンダルフ・エルロンドと並んで立つシーンで、2人の半分より少し高いくらいの身長だった。平均身長を180cmと考えて、半分ちょいということは私とさほど変わらないのか。私の顔がトーリンになっていたら激しく面白い。


ノーリ・オーリ・ドーリ:

兄弟。ノーリがスカイツリーの女の子みたいな髪型だった。


オイン・グローイン:

兄弟。グローインはギムリのパパだとか。確かに容姿を似せている。


フィーリ・キーリ:

兄弟。美形なのは同じく美形なトーリンの甥のためか。

LOTRのメリー&ピピンを思わせる。


バーリン・ドワーリン:

兄弟。


ボンブール・ボフール・ビフール

兄弟と従兄弟。

ボンブールについて:

ホビットは始め、ものすごく足手まといと思われていたが、このおデブちゃんも役に立っていたのか激しく疑問。(料理人の割に、率先して自分の皿だけシチューを多めによそった。)

こいつが優遇されていたのも、種族間の軋轢のためか。


既に愛着がわいているので、次回作で誰か1人でも死んでしまうとしたら、ものすごく悲しい。



気になった点:

・途中で突如始まったガンダルフとガラドリエルのラブシーン

なんじゃこりゃだったが、考えてみればガラドリエルはすごく年長のはずなので、ガンダルフはむしろ年下か。


・松ぼっくり山火事作戦

ナイス作戦だが、逃げ場がなくなり自分たちも危ういのでは。


・ガンダルフの鳥

これで移動していれば楽だったのではないかと。

しかしRPGはフィールドを歩いて経験値をためないとレベルアップできない故、あえて乗らない。

(もしくは、呼び出し制限ありか)


・ゴラム(正気にもどっている方)がなぞなぞの続きをせがむところを、観客はほほえましく見ていた。

見慣れれば意外に可愛く見えてくるものなのか。やはり神話にはトリック・スターがいる。


ドラゴン・タトゥーの女やハンガー・ゲームもそうだが、映画を見ると原作も読みたくなるので、2作目公開より前に読んでしまっている。

このホビットに関しては、次回作公開まであえて原作は読まないでおこうと思う。