ワンピース フィルム Z | ユーリャ・バヴァルスキーの映画感想ブログ

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みた映画の内容を忘れないために、(そのとき何を思ったかを後で見返すと面白いので)映画の鑑賞記録・感想。
ネタバレ有り。

12月中に映画館で鑑賞。

短時間の割に、原作の様なエピソードがしっかり描かれていた。(映画なので上映時間はそれなり。短時間というのは、原作が数巻かけてストーリーを組み立てているのに対して、2時間以内に話をおさめているから)

気になった点:
オープニングのZの歌
パイレーツオブカリビアンの冒頭を思わせた。より長く引っ張って、仄暗い画面から徐々に明るくなる演出がされるのかと期待した。(上映時間や、対象が中高生であることから、そのような間延びした演出はできないのか)

アイン
初めの登場。1000巻のシナリオ解説にも″アイン能力見せ″の場面として紹介されていたが、いまいち能力、というより強さが分かりにくい。この映画全体を通じて言えるが、戦闘シーンになると背景と人物が激しく回転し始め、躍動感はあるのだが、単に回っているようにしか見えなくなる。(後半、酔ってしまった)

なんだか軽く見えてしまうので、その分、Zとの殴り合い・肉弾戦が際立つ。


個人的には、芸能人が声をあてることには反対している。(声優も広い意味では芸能人ではあるが)
理由は、やはり声の演技を専門で学んでいるわけではないのでぎこちなさがあるという点と、画面の向こう側にいる本人の姿が目に浮かび、画像と本人の姿が一致しないことに違和感を感じる。

と、思っていたら香川照之もビンズを吹き替えていた。(こちらはまったく気づかなかった。)


声の演技は声のプロに任せたい。

昔の音楽教師を思い出す。普通に話しをしているだけなのになぜか歌っているかのように聞こえておかしかった。声を極めた人は、日常から特殊だ。


ハリウッド映画では俳優が吹き替えを行うことが一般的か。(シュレック、トイストーリーなど。LOTRのゴラムはモーション&声を両方担当)

そちらに関しては特に違和感を感じないのは、

1. 英語なので、母国語で聞くようなぎこちなさを感じない・分からない

2. 日頃からテレビで本人を見ていないので、本人と声がさほど強く結び付いていない

のどちらかか。


ジブリはごだわって芸能人を起用しているようで、すごく合っていると感じることもある。

(美輪さんのモロ、子供役は子供を起用。子供のままの話し方。うますぎるとジブリらしさが無くなる気がする)


要は、さほど声量や演技に大きな問題がなく、本人と声を切り離して見られれば満足なのかもしれない。

舞台設定・コスチューム

主題歌、アヴリルと中田ヤスタカとは、ランダムな選択。

町並み、コスチュームにまったく統一感なし。

(ヨーロッパ風の街並みに突如温泉。衣装がアルマーニということで楽しみにしていたが、登場したのは一部分だけ。冒頭・中盤・最後で来ている衣装のテイストがばらばら)

と、思ったら1000巻で同じような指摘があったので、あえて異なるテイストを詰め込んだ模様。


Z

戦闘で切られたはずなのに、右腕が普通に使えているのはなぜ?(勘違いか?)
Zという名前、XYZのZから来たのか?

次回作では、今回の様な感動的なエピソードを作らなくても、普通に映画・娯楽として楽しいものを作ってもいいのではないかと思う。(短時間でZのキャラクターや動機などをしっかり描いていたが、やはり原作は何話もかけてじっくり組み上げていっているので、そういう意味ではワンピースで映画というのは不利な点がある)









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