行雲斎のひとりごと -4ページ目
吐く息が白いのは
ただ外気が寒いからだけではない
あなたが温かいからでもあるのだよ
月並みな暮らしの中で
月並みな食卓を囲む
一昔なら当たり前の風景も
こんな時代だからこそ
とても価値があるのだろう
海と大地があり
その中に
生きとし生けるものがあり
さらにその中に
人の世がある
人が滅びたからと言って全てが終わるわけではない
世界はひたすら周り続ける
耐えるココロ
忍ぶココロ
鋼の意志
打てば打つほど強くなる
誰にも歪められない、皆を包み込む、大きな器
どれだけ巡り巡っても
最後は行き着くところに落ち着く
あの星のきらめく夜空が恋しい
あの流れる川のせせらぎが恋しい
あの夕暮れの木漏れ日が恋しい
あの土の香りが恋しい
恋しや恋し わが故郷よ
遠き地への想いは果てぬ
この上なく嬉しい
この上なく喜ばしい
それより上がない
天井が低い人の方が幸せだ
追えば逃げられ
逃げれば追われる
人も金も世の中もそんなふうに動いてる
正義も悪も紙一重だろう
そんなもの
生まれた畑が違えば生き方も変わる
何をもって定義するのか

