行雲斎のひとりごと -3ページ目

眼差し

目は口程に物をいう

虚ろな視線は相手に不信を招き

喜びに満ちた眼差しは人の心をカンと打つ

言葉は偽れても瞳までは偽れない

明けと暮れ

昇る朝陽のように


沈む夕日のように


始まりと終わりは


なんと感慨深いものだろう


節度

耐え忍ぶ美しさは


何にも代えがたい


ただ度が過ぎ身を滅ぼしては元も子もない


器量を超える無理は決してしなさるな


いいかげん

力を入れ過ぎると


成すものも成し得なくなる


何事もほどほどに


好い加減がよろしい

勝負

勝ち負けなんてものは


理屈よりも気持ちの占める割合が大きい


勝つ気がなければ負けるだろう


勝てる勝負でも負ける気のない者を相手にするほど


骨の折れることはない

希望

生きる意味をなくしたのであれば


生きる希望を探してみることを目的にすれば良い


恋でも夢でも何でもいい


それが生きる意味になるのだから

切望

苦難を乗り越えて得たものは


何にもまして甘美なものだ

皸皹

きらきらときらびやかに飾られた華やかな指先よりも


ぼろぼろとあかぎれした働き者の貴女の手の方が


よほど魅力的に映るんだ

飛べない鳥

外敵のいない世界の


鳥は飛ばなくなる



楽で平坦な環境よりも


多少の苦労はもとより


ある程度、刺激のあった環境に身を置く方が


世界は広がるだろう

輝き

生きたいと思う心が


生きることに快感を覚えることが


そんなにも人を輝かせる