るそんべえです。
1975年に発売されたウィングスの4枚目のアルバム「ヴィーナス・アンド・マース」。
前作「バンド・オン・ザ・ラン」のヒットの勢いで、このアルバムも、全米、全英ともトップになっています。
今回から、またポール・マッカートニー&ウィングスから、ウィングスだけにバンド名も戻っています。
このアルバムのタイトル曲であり、オープニングを飾る「ヴィーナス・アンド・マース」。
この曲は、ポールが得意とする甘くてちょっと違和感を持つ作りになっています。
この違和感が強いので、これ以上の展開は難しいせいか、曲も短く終わらせています。
しかし、ポールのうまいのは、この後、「ロック・ショー」という別の曲に繋げることで、盛り上がらせているあたりは、凄いですね。
そのあたりもあったのか、初シングルは「あの娘におせっかい」にして、これも大ヒットしています。
アルバム制作としては、うまく行っているように見えますが、レコーディング中にドラマーのジェフ・ブリトンが脱退し、大打撃を受けていたようですね。
p.s. アルバムのヒットもあって、その後のツアーも大成功だったようです。
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