早く安心したかった。
何度も
設計図を書き直した。
それでも、
仕上がりをイメージできなかった。
もう
仮組みして
実際に見てみる
しかなかった。
ホームセンターへ向かう。
寸法が細かく書かれた
メモを持参していた。
木材カットのカウンターには、
カットの指示を書く
専用の紙が用意されてあった。
木材の在庫を
確認する。
カットの
指示を書き終わると、
嫌な予感がした。
カットした
残りの部分が多すぎる。
一本の木材から、
どう取るかまで考えていなかった。
今回の場合、
20本近く購入する。
この木取り図のままでは、
使わない部分が大量に発生する。
改めて
実物を前にすると、
別のことにも気づいた。
思っていたより
木材が重い・・・。
厚さもある・・・。
幅も
意外と広い・・・。
・・・
今まで、
実際に手で持ったことがなかった。
サイズの事ばかり
気にしていた。
・・・
板は何枚もある。
金具は
耐えられるのだろうか・・・?
次々と
不安が押しよせてきた。
すでに、
カットのことは頭になかった。
結局、
何も買えなかった。
設計から
やり直すしかない。
お前は
まだ未熟だ、
出直してこい
と追い返されたような
気分だった。
真冬の2月の夜
何も買わず
震えながら
帰路についた。
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