翌日、
ぼんやりと、
手すりに固定された
あの金具を眺めていた。
どれくらい経ったか
わからない。
一から仕切り直すことになって、
気持ちを切り換えるのに
必要な時間だったんだと思う。
何日かかけて、
もう一度考え直した。
数日後、
設計図が完成し、
再びホームセンターへ。
今度は、
落ちついたものだった。
木取り図も家で書いて
持っていった。
カットが終わり、
大量の木材を軽トラに積み込み、
無料レンタルサービスに感謝しつつ
家に運ぶ。
さっそく、
仮組み作業に取りかかった。
仮組みの目的は2つ。
金具が木の重さに
耐えられるかどうか。
実物を
自分の目で見ること。
金具の様子を気にしながら、
慎重に1枚ずつ、
確実に固定してゆく。
いくつかの不安要素が気になっていた。
・横板の枚数は高さを基準に決めた。
・金具にかかる重量も感覚で決めた。
・木材も既存ラティスに比べ重い。
・固定金具も本来の使い方ではない。
確かなものが
ひとつもない状態だった。
枚数が増えていくたびに、
何度も最悪の結末が脳裏をよぎる。
それでも手を進め、
仮組みはひとまず完成した。
事故が起こることはなかった。
クランプだらけの
板で囲まれたベランダは、
完成には程遠いが、
それでも、ひとつの到達点を感じさせた。
この時点では、
それ以上のことは、
まだ考えないようにしていた。
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