先日、ふぉ～ゆ～の福ちゃん主演の舞台観て来ました。
すごくよかったです。
鴻上さん演出で、これぞ舞台という感じでした。
至るところに笑いのエッセンスがちりばめられ、
ステージの大きさも、セットもこれこれ！という感じでした。
鴻上さん演出では、昔第三舞台時代に1度見たきりですが、
当時いくつもの人気劇団があって、私は、キャラメルボックスや、
劇団ショーマが好きで、よく観にいったなぁ。
その中でも、第三舞台は一番勢いのある感じだったので、
空席があって客席が埋まっていないことに驚きました。
ただ今回はその恩恵がありました。
FCで取ったチケット、ものすごく前列だったのですが、
運悪く、私の目の前に座ったのが、ラガーマンクラスの体格の
男性で、開演前にこればマズイと思ったのですが、
なんとかなると言い聞かせ、幕が開いてすぐ。
何をしても見えない、体を左右に動かしたり、体をシートに低く沈ませても見えなくて、我慢すること10分くらい。遅れてきた観客を案内して、私の近くにきたスタッフさんに見えない事を訴えて、後方ですが席を替えてもらいました。
福ちゃん凄かったです。
他の役者さんもみんな凄かったのですが、
有名な役者さんでは、田畑智子さんと渡辺いっけいさんも
出演していて、このお二人はドラマでしか見たことがなかったので、
とても新鮮だったし、演技に唯々圧倒されました。
東京公演は5/21（日）まで。
興味のある方は是非！
舞台『ウィングレス(wingless)』公式 (thirdstage.com)
と、ここまで絶賛しておきながら、最後思ったことを一つ。
今の世の中にあった話題も取り入れて、面白かったのは事実なのですが、そこに主張が入ると押しつけ感を感じて、嫌な気持ちになります。
今回は「ワクチンが悪」という主張で、後半私の「危険察知アンテナ」が
ピクピクしました。
以前見に行った映画「或る男」もそう。
私作者の名前は知っていて、読んだことは無かったのですが、
ずっと作品を読んでみたいと思う作家で、映画が初めて
その作家の原作のものだったのですが、もろ「左」で、
ちょっと苦痛でした。
本やテレビなら、閉じればいい、見なければいいとなりますが、
映画館や、劇場だと、そんなわけにはいかないので、
自分と違う主張を延々押しつけられる感覚があります。
今回も「悪魔ワクチン」を無知な国民に接種するというシーンで
観客は笑っていましたが、主張の違う私は笑えなかったなぁ。
こんな意見もあるよね。どう思いますか？という
提示系ならいいのですが、これが正解だ！とばかりに描かれると
自分と違う主張だと苦痛を強いられる。
そんな感想を持ちました。
公式ホームページのあらすじではそんな感じしなかったんだけどなぁ。
あ、でも面白かったのは本当です。
興味を持たれた方は是非劇場へ！
おまけ↓
開演前の腹ごしらえ
