「複雑性PTSDの治療に向精神薬は禁忌である」。 | H2のブログ

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「複雑性PTSDの治療に向精神薬は

 禁忌である」



この指摘は私の場合

完全に当てはまっていたように思う


15年超の抗うつ薬と抗不安薬の服用下での


「気分変動の悪化と意識水準の低下による

 行動化傾向の促進」


その後に発症した複雑性PTSD下での


「悪性のフラッシュバックが延々と生じ

 自殺企図などが起きやすくなる」


治療に用いられる通常量の処方を行った場合、たとえば抗うつ薬の処方によって気分変動が悪化する、抗不安薬の処方によって意識水準が下がり行動化傾向が促進されるなど、副作用の方が目立つ状況となる。

(中略)

発達障害およびトラウマが基盤にあると考えられる気分障害の症例において、抗うつ薬は躁転を引き起こすので禁忌、また抗不安薬も抑制を外すだけで行動化傾向を促進し、こちらも禁忌である。

(中略)

睡眠の障害は複雑性PTSDでは普遍的な問題であるが、抗不安薬系の睡眠薬は抑制を外すので、逆に興奮してしまい、さらに眠気によって抑制がさらにさがり、悪性のフラッシュバックが延々と生じ、その結果としての自殺企図、大量服薬などが起きやすくなるのである。

杉山『発達性トラウマ障害と複雑性PTSDの治療』誠信書房

↑上リンクより抜粋



服薬開始当時は私自身がこれほど強い

トラウマを抱えているとは思わなかった


医師から問われることもなかった



少なくとも大学時代の自我の解放によって

それ以前から抱いていた過去の心の傷を

乗り越えられたと思っていた


生い立ちのおかしさは分かっていた

つもりだった


皆あることで大袈裟な問題ではない

弱さと甘えを克服しなければならない

努力と経験で乗り越えられると思っていた

歳を重ねれば学べると


相変わらず

頑張りと我慢が道を拓くという

父母から植え付けらた妄念を信じていた



3度の鬱の発症の原因は

パワハラやモラハラだったが

それらが幼少期からの体験やトラウマを

再体験させ想起させる状況への暴露

これらが私にとってのトリガーだったとは

思ってもみなかった



だから向精神薬を絶った


自分の言動のおかしさに気づいて

どんどんとそれらがエスカレートしていく

のに気づいて


離脱症状は言葉にするのも難しいほどで

恐らく現在の酷い自律神経失調症もその

延長だと思う


けれど先の1月に抗うつ薬の種類が

強いものに変わった直後に体験した

真っ黒な闇に吸い込まれていくような

抗えない死への誘いと恐怖からは脱した


さんざん苦しんだ希死念慮の類ではなかった



あれから5ヶ月が過ぎて

効いているかもわからない漢方薬と

タバコだけで毎日をしのげている

酒も要らない欲しいとも思わない



新たな医師は減薬指導をされているが

カウンセリングにも多くの時間を

割いて下さっている

無職の自分には心理カウンセラーに頼る

お金の余裕はないからありがたい


向精神薬を断った後

萎縮して分離していたような前頭葉が

一つの脳に戻ってきたように感じている


通院や買い物などの外出の際に感じていた

離人感や商品や広告から感じる脅迫感が

薄まってきたように感じている


主夫見習いのできそこないながら

平日の洗濯や掃除、買い物と夕食作りを

家族を困らせたり呆れさせない程度には

少なくとも続けられている


平日はフラッシュバックと動悸

それらに伴って幾度も意識を失いそうになる

誰もいないところで泣き、怒り、座り込む


休日は休日など関係ないのに

何もできなくなる


毎日が連続しない無価値感

悔しくて悔しくてたまらない

腹立たしくて腹立たしくてたまらない

苦しくて苦しくてたまらない


自己憐憫に浸るなとか

自分を信じろとか

感謝が足りないとか


そんなものは自分の感情を素直に肯定

できるようになってからで十分だ

飯と感情を十分に味わってからで十分だ



寝床に入って明け方にやっと

意識を遠のけられ瞬間は


自分のおかしさに気づいたから

その原因に気づいたから

やっと○んでもいい

もう○んでもいい

と思った時の後だけだ


それに浸って何が悪いというのか

努力や我慢が足りないと

訳のわからぬ頑張りを続けるより

どれほどましか

本当に逝ってしまうよりどれだけましか


50年超蓋をしてきた経験と感情だ



今は少しなら生活に必須ではない

TVやYouTubeの音楽も

'侵入'されることなく見聞きできるように

なってきた瞬間がある


楽しいという微かな感情も

フラッシュバックを重ねる毎の

悲しみから怯えを経て

怒りの発露と共に生まれてきたように感じる


ブログもまた書いてみようと思えるように

なってきた



日常的なフラッシュバックは止まず

気分の乱高下は時間単位で起きて

眠ることはとても難しく

午前中は身を起こすこともできず

運動などの余裕はとてもなく

ただいたずらに何もできない時を過ごし

タバコは頓服のようで減らないけれど


先のことなど微塵も考えられないけれど



でもブログを書けば読んでくださる方がいて

コメントをくださる方がいて

人様のお心の優しさと温かさにが

とにかくただありがたく救われて🙏



ありがとうございました