もうね、これは私にとって
宝
冥土の土産
それは、
2017年9月18日
アトリエヨシノ20周年記念公演
「ドン・キホーテ」に
大役『キトリの母』として
出演させてもらったことです。
YouTubeのスクショですみません
2013年から、私は
Iwaki Ballet Company(通称 IBC)
の舞台に出演させて
もらっています。
もちろん、毎回オーディションを受けてです。
オーディションを受けて、大舞台の立ち役に挑戦した話⑤~舞台では空気を感じる
また、2017年に「ドン・キホーテ」をやると言うことで、
よっしゃー、今回もやったるでー、
な感じで
オーディションを受けて、
合格頂いて、
レッスンやらリハーサルやらを受けに
毎週上京する日々が始まりました。
ある日のレッスン後、
芸術監督の井脇幸江先生から、
「俊江ちゃん、ちょっといい?」
と別室に呼ばれました。
いやー、何事かとドキドキしながら
お話を伺いに行くと、
幸江先生
「俊江ちゃんに、
キトリのお母さんの役をやってほしいと思っているの」
私は、「へ?」
思わず、ぽかーんとしてしまいました
「バレエミストレスの加奈子さんとも話したけど、
いいんじゃないですか、って、賛成してくれたの。」
私は再び、「はぁ」
ぽかーん。
前回2回の公演では、
宮下今日子さんという美しい女優さんが
演じられていました。
(宮下さんは、俳優の八嶋智人さんとご夫婦です。)
私「素人の私が出来るでしょうか?」
幸江先生
「俊江ちゃんならできると思うから、
お願いしているの。」
私「はい分かりました。よろしくお願いします。」
結局、ぽかーんと夢見ごごちで返事をしたのを覚えています…
それから、土日はリハーサル、
平日は役の研究の日々が始まりました。
今思えば、夢のような日々でした
キトリのお父さんの
「ロレンツォ」は、
物語のキーマンです。
個性的というか、アクが強い
キャラクターダンサーが演じることが多いです。
でも、
バレエの「ドン・キホーテ」の
キトリのお母さんって、
あんまり聞いたことがありませんよね。
YouTubeなんかで色々探しましたが、
ほんのちょい役でいるのが1つか2つ
あったかな?
なので、IBCのドン・キホーテの
キトリのお母さんは
IBCのオリジナルな役なんです。
だから、どうとでも作れる。
初回の宮下さんも、
あまり監督やバレエマスターからの指示がなく、
「私はどうしたらいい?」
とつぶやいていたのを見たことがあります。
続きます。
本番までの夢のような日々を
思い出しながら
お伝えしていきますね。