使っていたトゥシューズが壊れてしまったので、急きょ次に使うものを加工しました。
トゥシューズは東京など大都市のバレエショップでしか売ってないので、
我ら地方の住人は、履くものが決まっていれば、もっぱらネットで買っています。
それにリボンなどをつけて使うのです。
憧れのトゥシューズ
初心者の皆さんにとってはちょっと遠い存在かと思います。
私もバレエを始めて数年で、一度先生に勧められて履いてみたのですが、
こんな痛くて危険なものはないとすぐに諦めてしまっていたので
トゥシューズの本格デビューはかなり遅いです
しかし改めてトゥシューズを履いてみると、
出来たこと出来ないことがはっきりしているので、
お稽古していても励みになり楽しいです。
(出来ないことのほうが山積みなんですが)
また、結局はトゥシューズは美しく踊るための道具なので
きちんと立てるように
トゥシューズで踊れるように
履いて立っても痛くないように
皆さん、シューズにいろいろ工夫しています。
私も先生に教わり、仲間や先輩にヒントをもらい、ネットで調べて、
かなり細々と手をかけています。
リボンだけつけて履けちゃうよ、と言う人もいますが、人それぞれのやり方があるので、
へぇー、こんなことするんだ、と私の場合として、話の種にご覧くださいね。
これが、袋から取り出したままの、まっさらのシューズです。
リボンも何もついていません。
私は、ブロックと言うメーカーのヘリテージを使っています。
シューズの先(プラットホームと言います)の角の部分を糸でかがります。
エッジより少し外側に鉛筆などで印をつけます。
糸は、百均のレース糸を使っています。
以前は、ボタン付け糸を使っていたのですが、このレース糸の方が太くて、縁取りが早くごっつく出来るので気に入っています。
先に鉛筆の印通りにチクチクとなみぬい?をしてから、
刺繍で言うところのブランケットステッチをします。
縦に針を刺して、糸をくるっと針に引っかけます。
人によっては、ここに何もしない人、
エッジをチェーンステッチする人、部分的にかがる人
いろいろいます。
2周目のかがりです。
1周目の針目の間を、さらに被さるようにかがっていきます。
1周目よりごっつくなっているの分かりますか?
片足完成
何もやってない方より、プラットホーム(靴先の平らの部分)の面積が広くなっているのが分かりますか?
ここにしっかりエッジが出来て、トゥ先の角が床をつかんでくれる感じがすること
面積が広くなるので、トウ先で立ったときに安定する感じがする
トウ先が保護されて、長持ちする
…こんな理由から、私はトウ先をかがっています。
トウ先はとても固いので、左右かがり終わるまで、2~3時間以上かかります。
終わった頃には指先がヒリヒリしていますし、たまに流血もしちゃいます。
でも、いろいろやってみて、必要だと思うので、頑張ってかがっています。
まだまだ作業は続きます。