含光君の水瓶座エネルギー考察・ 蘇渉の敵愾心 | 占いworld♡エンタメ部

占いworld♡エンタメ部

占いに携わる立場からエンタメ作品について語っていきます。
ネタバレ全開ですので、ご注意ください。

藍湛の誕生日は1月23日で水瓶座。このことを知らず(全く念頭になく調べなかった)に魔道祖師のキャラを占星術のエネルギーで語ろうとする無謀な試みで始めたこのブログ。実は大きな水瓶座エネルギーの刺激を受けていることに今さらながらに気がつきました。

 

このブログを始めた(正しくは再開)のは2024年1月22日。再開をこの日にしたのは1月20日の太陽・水瓶座イングレスと1月21日の冥王星・水瓶座イングレスを強く意識してのことでした。

 

占星術にはイレクショナルという何かを始めるのに最適な日時を選択する手法がありますが、それとは全く別です。通常イレクショナルでは物事の開始には冥王星がかかわらない日時を探します。

 

ここ最近になって魔道祖師の世界を知り、自分でも驚くほどハマったことには冥王星・水瓶座の影響を感じてはいました。このブログの再開も、とにかく魔道祖師について書きたい!やってみたい!どうせならもうひとつの沼と関連づけたい!その一念からでのことです。先行きなど全くわかりませんが、今は心からやりたいことをやる時だと思ったのです。外惑星である冥王星は個人の思惑でどうこうできるような天体ではありません。ただ、自分ができることを精一杯やるしかないんです。やったことが宇宙の意図に添っているなら道は通るし、添わないのであれば鉄槌が下るだけです。

 

このように考えていたところに、推しの藍湛が水瓶座・太陽だった訳です。これはもう、水瓶座のエネルギーを学べ!との宇宙からのダメ押しに違いないと思いました。私がそのように感じたことをお伝えしたく、あえて書かせていただきました。いつも前置きが長くて本当にすみません。

 

前置きが長いついでに以前に書いた藍湛のエネルギー考察に一部補足の説明があります。前置きはもういいよという方は、下方のアダルト藍湛の画像の先へお進み下さいね。

 

 

↑の記事内で次のように書いていますが、赤字表記について補正します。

 

『藍湛は地と水が強いと言ってますが、星座ではとくに地星座の乙女座と山羊座、水星座の蠍座が強く、不動宮強めと私は見ています。

 

自己を高いレベルで律しようとするのは乙女座。その品行方正さで、雅正として仙門の模範とされるのは山羊座。逢乱必出と呼ばれるほど現場への出動が速いのは、己の役割を果たそうとする山羊座と対応力に優れる乙女座が関わっていると思います、山羊座は活動宮の星座なので動きは早い、乙女座は現実的処理能力が高いです。』

 

まず水瓶座の性質ですが、支配星は天王星。水瓶座は個性や改革の象徴あり、時にはエキセントリックのイメージが強いかもしれませんが、前の星座である山羊座を受けての個性であり改革という意味合いが強いことをご承知おきください。従来の山羊座的スタンダードを変革し、未来的に更新、普遍化していく感じです。副支配星が土星なので、土星の性質も持っています。後はハウスや他の天体とのアスペクトなどで出方が大きく異なってきます。

 

・星座ではとくに地星座の乙女座と山羊座、水星座の蠍座が強く、不動宮強め

→山羊座の質があるとの見解に変更はありませんが、太陽・水瓶座で不動宮エネルギーはガチに強化されますので、上の説明は山羊座⇒水瓶座になることより整合性がとれます。

 

・その品行方正さで、雅正として仙門の模範とされるのは山羊座

・己の役割を果たそうとする山羊座

→山羊座が水瓶座でも大きな問題はないと考えますが、山羊座的ロールモデルをよりグレードアップし、理想と普遍性が付加されるイメージがあります。

 

・山羊座は活動宮の星座なので動きは早い

→山羊座は活動宮なので初動というか始めるエネルギーは強いです。でも、スピード感があるのは水瓶座。なのでここは水瓶座の方がよりしっくりします。

 

 

 

さて、ようやく本題です。蘇渉が含光君を高慢だと言い、並々ならぬ敵愾心を抱いているのは、藍湛の水瓶座エネルギーに反応しているのではないかと私は考えています。

 

アニメ完結編 第10話「憎しみに生きて」では藍湛が蘇渉に問い正します。

藍湛「呪い(千瘡百孔)をかけて魏嬰を陥れたのは金光瑤の企みか、それとも金光善の指示か」

蘇渉「自惚れるな藍忘機。呪ったのは自分の意志でやったことだ。お前や金子勛のように傍若無人な奴は片っ端から殺してやる‼」

 

このセリフの後、蘇渉の回想が流れます。慕渓山の洞窟内で、妖獣の生贄にされようとした綿綿の前に藍湛が盾として立つ訳ですが、その背後から綿綿を引きずり出そうとした蘇渉に藍湛が怒りの一撃!

 

次に金子勛に罵倒された回想。

「この自惚れ野郎が!剣と七弦琴を持っていれば藍忘機になれるとでも?」

 

アニメは尺が短いためか、色々端折っていたり、まとめていることが多いです。ここの場面ですが、藍湛は魏嬰を陥れたのは誰か?を聞いています。それに対して、誰の指示でもなく自分の意志でやったというのはわかった。金子勲が傍若無人というのもよーくわかる。でもここ藍湛関係ないよね。慕渓山洞窟の一撃が傍若無人で、自惚れてる?さらになぜ殺してやる発言にまで繋がるの?藍湛が魏嬰命だということを昔から蘇渉は知ってたってこと?と腐った頭は一瞬考えてしまったわ。要するに蘇渉個人にとって魏嬰はわりとどうでもよくて、できることなら呪いたかったくらい含光君にムカついてることを言いたいってことですか?蘇渉の怒りの源泉には藍湛の存在があるってことですよね?(文句ではありません。正直な心の感想ですので念のため。アニメは全体的にスピーディーで諸々を上手にまとめているのが凄いと思っています)

 

原作では曦臣兄様の「忘機をなぜ目の敵にするのか」の問いに「彼のいかにも自分は大したものだと自惚れた態度が気に入らないだけ」と蘇渉は答えています。

 

蘇渉が藍湛を自惚れた高慢野郎と思う原因に、藍湛の強い水瓶座エネルギーが関係しているように思います。

 

 

↑こちらで不動宮強めの理由のひとつにノードが関係しているのではと考察しました。この時点では藍湛が太陽・水瓶座であることを知りませんでしたが、サウスノードは水瓶座であろうと見なしています。

 

水瓶座サウスノードに太陽がからむと強烈に水瓶座と獅子座がクローズアップされます。なぜかというと、獅子座は水瓶座の対抗星座であり、太陽のホームが獅子座だからです。蘇渉の藍湛への怒りは、蘇渉の獅子座が刺激されたことによるものと考えました。

 

水瓶座は風の星座。視野広く、視座は高く、とても客観的な思考を持っています。クールで感情的に激することはほとんどないはずです。もちろん、他の要素がからんでくると出方は変わってきますことはご承知おきください。

 

蘇渉自身も藍湛たちと同世代で、ノースノード獅子座・サウスノード水瓶座であることが考えられます。ということは獅子座のポイントはとても重要です。強力な水瓶座エネルギーに対して獅子座の性質がどのように反応するかはその人によるのですが、蘇渉の場合は藍湛への敵愾心に現れたと思います。

 

藍湛は言わばハイパーエリートみたいな存在です。おそらく潜在的な願望では蘇渉は含光君のようになりたかったのだと思います。でも、力は遠く及ばない。魏嬰たちの雲深不知処の座学時代、碧霊湖の鬼退治に蘇渉も姑蘇藍氏の子弟として同行しています。藍湛を真似て湖に剣を飛ばしますが、藍湛のように剣を戻すことができません。

 

原作ではこの時の蘇渉の反応をこのように書いています。

「蘇渉の青褪めた顔には羞恥の色も滲み、まるで侮辱を受けたかのように藍忘機をちらりと見た。藍忘機の方は彼に一瞥もくれずに、ただ水中を見据えていたが、少しして、また避塵を鞘から飛ばす」

 

蘇渉の藍湛への怒りは、自分が藍湛のようにできないことの羞恥心はもちろんですが、それ以上に藍湛が一瞥もくれないことの比重が大きいと思います。藍湛の視界に入っていないことが獅子座にはいたく癪にさわり、自分の能力欠如による劣等感を相手への怒りに転嫁している気がします。

 

獅子座は王者の星座。注目されたいという潜在的な承認欲求を持つことが多いです。そのため、無視されることは蘇渉にとって侮辱されるのと同じくらい恥辱的なのかもしれません。

 

一方、藍湛はおそらく自分の求める基準に満たないと判断すると(サウスノード7ハウスであればなおさら)、無意識に相手をデータ化してしまうような気がします。水瓶座は友愛、博愛の星座ですが、その愛は感情的ではありません。藍湛は蠍座のエネルギーも強いですが、愛情と感情は深いところで眠り、普段は表に出てこない。藍湛が魏嬰にどうしようもなく惹かれたのは魏嬰が藍湛の感情を揺さぶってくるからだと思います。藍湛の表の顔は水瓶座、裏の顔は蠍座なイメージですが、蠍座のステージに行くには、まず水瓶座のシビアな基準をクリアする必要があるのです。クリアできない相手はその他大勢になる。人類愛があるので、誰にでも博愛的に対応しますが、特定の相手以外には感情が伴わないし、伴いにくい。魏嬰のように自分にとってとるに足らない相手は覚えてすらいないということはなく、その他大勢だとしてもきちんと認識はしている。でもデータとして頭に残している感覚なのだと思います。名前と顔、どこの所属でとかのデータに過ぎないのではないのかと。

 

藍湛にとって蘇渉は明らかにその他大勢に分類されるため、彼が自分に対して何をほざこうが別にどうでもいいし気にもならない。無視というより、そもそも眼中にない。でも、蘇渉の獅子座エネルギーはそんな水瓶座エネルギーに反発してしまう。藍湛のその態度こそが、自分を大したものだと奢り自惚れていると感じてしまうのだと思います。

 

金光瑤が、蘇渉は彼の名前を憶えていただけで最後まで忠実に報いてくれたと語っていました。金光瑤の真意はともかく、蘇渉にとって金光瑤は自分を承認してくれた唯一の人だと感じたのかもしれません。天下の含光君の真似をしていると見下げられることが多い中、謙虚な雰囲気をまとう金光瑤が蘇渉を蘇渉として、声をかけてくれたことがことのほか嬉しく、その後の金光瑤への忠誠に繋がったのではないかと思います。