1月26日獅子座満月 魔道祖師におけるノード軸考察 | 占いworld♡エンタメ部

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占いに携わる立場から主にエンタメ作品について語っていきます。
ネタバレ全開ですので、ご注意ください。

1月26日2時54分頃獅子座で満月を迎えました。かつてはこのブログでも新月・満月の星読みをやっていましたが、その後の学習と研究で占星術をはじめとする占いへの考え方、取り組み方が変化したこともあり、普通の獅子座満月読みはここではいたしません。1月26日獅子座満月については多くの星読みさんが解説されていらっしゃると思いますので、通常の星読みはそちらをご覧頂きたいと思います。

 

現在このブログは「魔道祖師」というエンタメ作品を、主に占星術で考察するというマニアックで趣味全開の内容を書かせて頂いています。このような訳のわからない記事をお読み下さるあなた様には感謝の言葉しかありません。私自身は心から楽しんで書いておりますので、よろしければ引き続きお付き合い下さいますと幸いです。

 

さてその占星術ですが、私は進化占星術の手法を取り入れています。進化占星術はノード軸を重視します。太陽の黄道と月の白道の交点にできる感受点のノード。ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルの呼び方の方がよく知られているかと思います。こちらではドラゴンヘッドはノースノード、ドラゴンテイルはサウスノードで表記させて頂きます。

 

本日は獅子座満月なので、太陽が水瓶座、月が獅子座となり、対極を意識する日なので、魔道祖師におけるノード軸を考察してみたいと思います。なんだか物々しい導入になってしまいましたが、結局は藍湛のノード軸について書きたいだけとも言えます。誠にすみません。

 

 

 

こちらで藍湛は地と水が強く、星座では地星座の乙女座と山羊座、水星座の蠍座が強く、不動宮強めと書きました。乙女座、山羊座、蠍座の考察もしておりますので、よろしければご覧ください。

 

本日は、不動宮が強めの解説のひとつとしてノード軸を書いてみたいと思います。占星術は太陽が牡羊座で、月が牡牛座だから~だけでは語れません。教科書的に決めつけることはできないということです。もちろん太陽と月はとても重要なのでその部分だけでもある程度語ることはできますが、ノードを見ることで過去世に魂はどんな経験をし、今世は何を目指して生きようと望んで生まれたのかを読み解いていけるようになると私は考えています。使命読みと言ってもよいかもしれません。

 

で、藍湛の不動宮強めの一端にノード軸が強力に影響しているのではないかと私は思っている訳です。ノードの周期は約19年ですので、少年時代に雲深不知処に学んだ同世代の仙門子弟たちはほぼ同じノードを持つことになります。魏嬰の献舎問題については別の機会で述べてみたいです。

 

他の天体とのからみ、具体的にはアスペクトやハウスの関係などで、たとえ同じノードでも表れ方が異なってきます。それ以上に、その本人が星のエネルギーをどのように受け取り、消化し、行動していくのかがとても重要になってきます。人によってエネルギーの感じ方は大きく異なります。体感できないエネルギーもありますし、同じ星でも人により意味合いが違ってきます。占星術全体に言えることですが、自分がエネルギーをどのように感じるかを知ることが何よりも重要だと考える訳なのです。

 

話を戻して、私は藍湛や魏嬰たちはノースノード獅子座、サウスノード水瓶座ではないかと考えています。サウスノード水瓶座が過去世で、ノースノード獅子座が今世向かいたいエネルギーと言えます。

 

獅子座ノースノード、水瓶座サウスノードを解説してみます。水瓶座サウスノードの過去世は仙門世家のような共同体に所属し、尽力した可能性が高いです。おそらくエリート的存在で、その環境で周囲からの期待を果たしながらも、どこか違和感を感じていたかもしれません。あるいはエリート階層とは全く無縁な環境にいて周囲へ違和感を感じた人生だったのかもしれません。

 

水瓶座サウスノードは高い基準を無意識的に求めます。藍湛の場合、この水瓶座サウスノードが7ハウスにあると考えます。パートナーに高い基準を求めるため、基準に満たないと見なした場合けんもほろろに目もくれないと思います。今世はノースノードが獅子座なので自分の心の情熱に従うことが使命とも言えます。己のパッションに従うことは過去世の経験と知識からすると馬鹿らしいと思ってしまうかもしれません。情熱に生きるのは水瓶座サウスノードにとっては大きなリスクを抱えることと同義に近いとも言えるでしょう。

 

 

 

 

藍湛は魏嬰に出会った当初、彼に「くだらない」を連発していました。藍先生からは魏嬰は自慢の弟子藍湛の汚点とされ、魏嬰の存在は藍湛にとってもリスクそのものだったかもしれません。でもそのリスクを引き受け、本音に従って太陽を求めることが藍湛の生きる道。私は藍湛推しなのでこの「魔道祖師」をまるっとまるごと藍湛が魏嬰を太陽として生きていくストーリーと見なしている感じです(笑)