オリエント・カフェのアイビーの緑色 <#63> | くさはらの日々

くさはらの日々

日々の瑣事のひとつひとつに新鮮な気持ちでむきあいたい....と思いつつ、くさはらの中で迷子になったような気分からの脱却。心と体と暮らしの変化を見つめていたら、いろんなことが少しずつ整いはじめた。思考の整理をお手伝いするibマッピングカウンセラー、やってます。

白いコブシの花を見たオリエント・カフェは、
東洋文庫の建物を出て、
アジアの多彩な言葉で格言が記された
”知恵の小径”を辿った先にあります。

”知恵の小径”横の塀には、
アイビーが繁っていました。




蔓の先には、
まだ生まれたばかりの赤ちゃん葉っぱ。

その隣には若い黄緑の葉が
日の光を照り返し、

蔓をだどっていくと、
葉の緑はどんどん深い色になっていく。

どの緑にも、
それぞれのうつくしさがある。



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この本の「What Is Green?」の中の一節。

Green is a flutter    緑色は、
That comes in Spring  春に起こるときめき
When frost melts out  あらゆるものから
Of everything.     霜が解け去る春に。



     *


オリエント・カフェを後にして向かった先は、
ib(アイビー)マッピングの
相談士なかまの勉強会。

今回はいつもとはちがう趣向で。

ひとりの人を、
他者の目線で見たイメージと、
その人が自分で思っているイメージには、
こんなにも幅があるのだと、
実に新鮮な驚きがありました。

まるで、
一本のアイビーの蔓に
いろんな緑のバリエーションがあるように。

覆っていた霜が解け去ってみると、
意外なものが現れるように。

そんなふうに
さまざまな緑の葉っぱが見えてくると、
その人のことが
前よりもっと好きになってくるから
不思議です。