
朝が気持ちがいいと
なんとなくその旅が
とても大切な思い出になったりする。
ホイアンの朝も
そんな毎日だった。

ホイアンの町中のホテルに
滞在する外国人は
この時、意外と少なかった。
夕方などは
どこからともなく韓国人の団体が
あちらこちらからやってきて。
たぶん、ダナンからのナイトツアーなのだろう。

というわけで朝7時のホイアンは
地元の人のホイアンになる。
日本からのおっさんは
街角のお風呂椅子に座って
濃くて甘い珈琲を飲むも良し。
あるいは開いたばかりの店で
フォーをすするも良し。

朝のホイアンは
時に東南アジアなのか、
ベトナムなのか、と思ってしまう
瞬間がある。
黄色とか青とか緑、白、あるいは赤。
ごく当たり前にこれらの色が
ホイアンの朝には同居している。

この朝のためだけに
ホイアンに戻って来たいな、
また、こんな朝に巡り会えるといいな、
旅人は勝手なことを思ったりする。
2017 初夏 ベトナム・ホイアン

