
中国は今、
とても難しい局面に立っています。
半世紀近く中国を見て来ていますが
今、一番苦しい時なのかもしれません。
1980年代、文化大革命が終わって
それ以降、
右肩上がりで駆け上ってきた中国。
しかし、2015年頃から始まる不動産バブル、
そして、2020年初頭から蔓延し始めたコロナ禍、
これがずうっと中国を蝕み続けています。
コロナが中国発の災いだったことです。
中国はメンツの国です。
中国人はメンツを潰されるのをとても嫌います。
ですから、中国にとって
中国発のコロナ禍は
仕方がないにせよ
世界に顔向け出来ない事件なのです。
なんとかこの状況を打破しなくては、
という強い意志が
上海を始めとして大都市の封鎖でした。
しかし、悲しいかなプラスどころか
大きなマイナスをただ生み出しただけで
経済は相変わらず冷え込んだまま
終わってしまいました。
産業の各分野に大量の政府資金を投入し
なんとか冷え込んだ国内経済を
上向きにしようと試みました。
その一方で不動産バブルはというと
あっちこっちで弾けてしまい………。
確かにEV関連、AI関連は、
この数年で飛躍的にジャンプアップしましたが
こんなことくらいでは
少しも庶民の消費マインドは
上向くことはありません。
物が売れなくなると、
生産する側は仕方なく薄利多売に走ります。
デフレ経済の始まりです。
台湾系の有名レストラン(鼎泰豊)は各所で閉店、
大都市では2元パンが大はやり。
政府が資金援助してくれたのに
国内ではあまり買ってくれない。
作ったものはダブついてしまう、
となると、中国の企業は、
外国に活路を見出すべく、
在庫たたき売りをあっちこっちで始めてしまう。
EV、太陽光パネル、鉄鋼などなど。
今、トランプさんが中国にお怒りなのは、
中国政府が資金を出して
米国で中国製品をたたき売りしているから。
あるいは
中国国内で行き詰まった建設会社は、
アジアやアフリカで儲けるため、
安請け合いの進出してしまいます。
結果、国内同様、おから工事(手抜き工事)。
そして、バンコクの建設中の高層ビル倒壊へと。
すべて、身から出た錆。
でも、図体がデカい国だし人も多い国だから
フットワーク良くは動けないし
百家争鳴してしまうし。
大きな国の宿命なのかもせれませんね。


