日が暮れるまでに
台中にある老街が見たいと
路線バスに乗って30分、
大里というところへ。

台中の南、
インパクトのない普通の家並み。

もう商店も閉まってしまった
古ぼけた街路。
暮れなずむ時間が
その分だけわびしさを膨らませている。

なんとなく老街みたいなんだけど
人も歩いてないし。
しかし、真っすぐ伸びた通りの向こうに。

堂々と廟が現る。

Dali Fuxing Temple 、
台中大里杙福興宮という。
台湾は突如として
圧倒的な廟が現れることがある。

あまりの静けさに
紛れ込んだ自分が
ことのほか不自然に見える。

象棋を楽しむじいさん達。
のぞいてみることもおこがましい、
そんな夕暮れどき。

復興宮の裏側、
台湾の夜市でよく見かける
露天パン屋発見。

ついつい見入ってしまうのは
私の悪い癖。

そこでわらび餅発見!
関西の方なら
いち早く反応するだろうが
東京モンは今ひとつ鈍い。

かくして、
一人旅なのにエッグタルトを
またしても買ってしまう。
夕飯抜きにもなりそうな。
完全に宵闇。
街バスに揺られて台中の真ん中に戻る。
どのあたりで降りればいいか
わからないまま。
2024/11



