
台州府の旧城内の町歩きは
事の他刺激的。
何か迷い込んだ感のあるその世界は
いつか見た中国の古い映画のよう。
たとえば、この構え。
歴史的な建造物かと思うと。
じつは「状元食府」という名のレストラン。
状元とは
中国の官僚任用試験、
いわゆる科挙で第一等になった人のこという。
このレストランが
状元を出した名族の屋敷なのかどうなのか
定かではないのだが。
中庭を囲んで作られたこの建物、
しばらくは目が落ち着かないほどの
クラシカルさを感じる。
お昼少し回ったあたり、
怖いくらいお客のいない荘厳さ、苦笑。
その中に4人のおじさん日本人……。
さて。
椎茸といんげんの炒め物。
地方で食べる中国菜(料理)は
こういう単純なのがいい。
いい油を使っているから
それだけで旨い。
アスパラガスの辛み炒め。
意外とアスパラガスを丁寧に処理している。
海老と蓮根の揚げ物。
九州のお醤油をつけて食べたくなる。
豚もも肉の唐揚げ甘酢あんかけ。
いわゆる王道の中華たる酢豚。
これはハズレ無し。
最後にお勧めの麺を、というと、
龍頭麺という重々しい名の汁そば。
鶏出汁が濃厚な錦糸卵や野菜たくさんの
日本人好みが登場。
古い町並みの旧城内で
記憶に残るお昼ご飯。
さて腹ごなしに
あっち寄りこっち寄りして
しばし、中国の匂いを堪能するか。
2018年の初夏のひとコマ。










