昨年の年末、私はAIに触れてみた。
最初は、AIで世の中が大きく変わるのではないかと思っていた。
AIを使えば、何でもできるのではないか。そんな期待もあった。
しかし実際に使ってみると、現実はもう少し地味だった。
AIは万能ではないし、すぐに何か大きなことができるわけでもない。
少し冷静になった。
それでも使い続けているうちに、一つ気づいたことがある。
AIは「答えを出す道具」というより、
**「思考のノイズを減らす道具」**として使えるのではないか、ということだ。
思考にはノイズがある
人が何かを考えるとき、頭の中にはいろいろなものが混ざる。
感情、経験、思い込み、前提の違い。
こうしたものが混ざると、思考は整理されにくくなる。
私はこれを 「思考のノイズ」 と呼んでいる。
AIとの対話で起きること
AIと対話していると、時々こういう瞬間がある。
「そんな見方があるのか」
自分では思いつかなかった視点が出てくる。
それが必ずしも正しいとは限らない。
しかし、視点が一つ増える。
すると、自分の考え方も少し変わる。
AIは構造で答える
AIの良いところは、感情を持たないことだ。
人間同士の会話では、
感情や立場、遠慮やプライドが混ざる。
そのため、会話にはノイズが生まれやすい。
AIとの対話ではそれが少ない。
だから、思考を整理したり、構造を見たり、別の視点を考えたりすることがやりやすい。
AIの使い方
AIを「万能の答えを出す機械」だと思うと、期待しすぎてしまう。
むしろ
「思考のノイズを減らす道具」
として使う方が自然だと思う。
自分の考えを少し広げる。
思考を整理する。
その積み重ねが、少しずつ考え方を変えていくのかもしれない。